多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
エスジー精密株式会社
| 事業者名 | エスジー精密株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 大田区 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,800万円 |
| 設立 | 1985年 |
昭和60年創業の金型部品メーカーで、研削加工を得意としてきた。主力製品はパンチ・ダイ・ストリッパなどの精密金型部品で、スマートフォン、パソコン、電装部品、家電製品などに使われている。スマートフォン用コネクタの金型部品では、小型・高密度集積化や金型の耐久性向上、品質安定化の要求から、割型より一体型の需要が増している。
抱えていた課題
やったこと
ソディック製ワイヤー放電加工機AP250Lを導入した。油加工液を用いるため、加工物にサビや電解腐食を起こさず高精度な加工ができる。形状精度は0.001mm、最小内コーナーRは0.03mm、最小溝幅は0.1mm以下を実現できる。導入から立ち上げまでを20代の若手社員に任せ、一体型金型の一括受注体制を構築した。
| 加工機 | ソディック製ワイヤー放電加工機AP250L |
|---|
パンチ・ダイ・ストリッパの一括受注体制が強化され、受注が増加した。誤差0.001mm以下という高い要求に短納期で応えられるようになり、海外勢との差別化が鮮明になった。若手社員が技術営業と工程管理を担い、収益の柱のひとつになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
金型部品の精密加工を得意としてきた流れの中でワイヤー放電加工機を導入したと読めるが、過去の取組との一貫性を示す具体的記述は少ない。
顧客の精度要求が0.001mm以下に高まり、海外勢との差別化が鮮明になったと具体的に述べられており、強みと外部環境の関係が読み取れる。
割型から一体型金型への需要変化という課題認識と、一括受注体制による受注増加の成果が記載されている。
付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、受注増加に成功したとの記述にとどまる。
若手を導入から立ち上げまで任せ、技術営業や工程管理も担っていると、人材体制が具体的に書かれている。
精度0.001mm、最小内コーナーR0.03mmなどの数値と、スマートフォン部品向けの顧客ニーズが具体的に示されている。
今後の展望として他分野展開を予定と記されるが、遂行方法やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
0.001mm精度の超微細加工で海外勢との差別化を図り、高水準の高付加価値化を目指す内容が読み取れる。
熟練した国内技術が求められ、金型製造の海外移管が進む中での国内技術の役割に触れているが、波及効果の数値は無い。
投入額や付加価値増加額など費用対効果を示す数値は書かれておらず、受注増加の成功のみ触れられている。
医療や航空への応用可能性に触れているが、デジタル技術の活用や新ビジネスモデルの記述は見当たらない。
スマートフォンや5G対応部品など成長分野への関与が述べられ、構造転換への言及がうかがえる。
大田区の地域特性や地域経済への波及に関する記述は見当たらず、わずかにうかがえる程度。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
スマートフォン市場は伸び率が低迷しているが、新興国市場など世界的には拡大している。5G対応のスマートフォン部品の需要も見込まれる。サブミクロン精度が必要な部品は国内の技術が求められており、超高精密金属加工技術を医療や航空へ展開していく予定である。
これからは最新のワイヤー放電加工機がなければ
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分
ネットワークを介して各五軸マシニングセンターに加工指示できるLAN環境を構築した。