超精密ガストース製法プロセスの確立
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
株式会社K-WILL
成果ノイズ検出率 20%→80%
| 事業者名 | 株式会社K-WILL |
|---|---|
| 所在地 | 東京都 東京都町田市 |
| 業種 | 電気機械器具 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1999年 |
当社は平成11年にKDD(現KDDI)の社内ベンチャー1号として創業した、主にテレビ放送局向けの映像関連計測器の専業メーカーである。デジタル圧縮で発生する品質劣化を計測する装置を実用化し、国内放送局や米ディレクTVに対して累計25億円の販売実績がある。テレビ放送は放送と通信の垣根を超えた競争時代に入り、高品質なサービスが求められている。
抱えていた課題
やったこと
デジタル画像に発生するブロックや乱れ、音声の途切れる「プチ」音などのノイズを検出するソフトウェアを試作開発した。映像ではノイズが発生する際に「加速度」に違和感があることに着目し、音声は周波数に変換してノイズに特徴的なパターンを分析する方法を採った。多数のパラメータを試作ソフトウェアに実装して評価を重ね、最適な組み合わせを確立した。特注ボードに組み込んで評価した結果、80%以上の検出率に成功した。これらのパラメータを基にアルゴリズムを設計し、平成29年10月に特許(特許第6222854号)を取得した。
| その他 | 特注ボード(試作用の基盤) |
|---|---|
| ソフト | ノイズ検出ソフトウェア(試作開発) |
新しい製品・サービス:映像・音声検査システム「ProQ2000」(平成26年1月発売)
ノイズ検出の検出率は従来の20%から80%以上に向上し、人の目や耳に頼っていた検査を機械で行える見通しが立った。試作を基に映像・音声検査システム「ProQ2000」を発売し、国内外の多くの放送事業者に採用された。4K・8K対応の「ProQ4000M」は韓国のテレビ局に採用され、平昌五輪で活用された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
平成11年創業の映像計測器専業メーカーで、デジタル圧縮品質計測の実用化やITU-T認定など過去の取組との一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けは明記されていない。
ノイズ検出は従来検出率20%に対し80%以上を達成し、国内外の放送事業者に採用された実績があり、自社の強みとの関係が具体的に読み取れる。
現状の課題として検出率20%・人の目と耳への依存を挙げ、ソフトウェア開発で80%以上に改善、ProQ2000発売と展開計画まで示されている。
検出率80%以上という技術目標はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員3人の小規模体制であることはわかるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述はない。
放送局・STB製造工場への展開、韓国や中国での販売実績、アジアでは未確立の技術で引き合いが多い点が示され、顧客と選ばれる理由が読み取れる。
試作から製品化、ProQ2000発売、4K・8K対応機の展開という流れは示されているが、遂行スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ノイズ検出は映像コンテンツには明確な基準がないと説明され、アジアでは未確立の技術で、高水準の付加価値を図る内容と読み取れる。
放送事業者の品質向上という課題は示されるが、雇用創出や波及効果など国が補助する積極的理由は書かれていない。
試作費用や補助金額に対する効果の数字は示されておらず、費用対効果は判断できない。
デジタル画像のノイズを音声と映像の両面で機械検出する技術で、放送サービスの品質向上に寄与すると読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は薄い。
4K・8K放送や東京五輪需要を取り込む方向は示されるが、日本経済の構造転換に資する点は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新4K・8K衛星放送の開始と東京五輪需要を取り込み、ハイエンドに加えてセットトップボックスの製造工場など民生用にも展開する予定である。アジアでは未確立の技術であるため引き合いが多く、韓国や中国での販売実績を基に今後も積極的に海外販売を進める。
カリフォルニア工科大学に留学していた時、宇宙からのノイズを測定して知的生命体を探るノイズ学を勉強していましたが、ノイズとは言ってみればゴミなので、日本では注目されていませんでした。帰国後、デジタル画像においてノイズが厄介な存在であることを知り、これだと思いました。下水やゴミ処理と同じで、誰もやりたがらないからこそ重要ですし、ビジネス的にもチャンスなのです。
公式の事例集より(原文のまま)
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
若月教授が発明したリチウムタンタレート単結晶を使ったすべり波振動子による振動粘度計を商品化した上で、新しいプローブ式電圧振動子を開発した。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。