ものづくり補助金平成24年度東京都

微少精密送りネジおよび生産設備の開発

有限会社エムワン精工

成果年間売上 100万円→500万円

この事例のポイント

  • 従来の送りネジは実際の生産機で使われるものとしては、精度を維持しつつスムーズに動作し耐久性を持つ寸法が9の3程度までに限られていた。
  • 微少精密送りネジを生産するための専用超小型CNC旋盤を、株式会社ナノ製の超小型CNC旋盤をベースに、自社で蓄積したネジ切削のノウハウを投入して開発した。
  • 年間売上 100万円→500万円。従来は完全受注型だった販売を、独自製品による提案型の販売へ変えていく計画である。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社エムワン精工
所在地東京都 大田区
業種一般機械器具製造業
技術分野溶接
従業員数9人
資本金300万円
設立1993年

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の送りネジは実際の生産機で使われるものとしては、精度を維持しつつスムーズに動作し耐久性を持つ寸法が9の3程度までに限られていた。
  • 新製品・新技術マイクロマシン用部品と一般産業機械用ネジの中間の寸法で、送りネジとしては前例のない微少精密送りネジを製作する必要があった。
  • 品質・精度精度とスムーズな動作のためには表面の面粗度を一定レベル以上に保つ必要があるが、寸法が小さく従来の面粗度計が使えず、滑り状態を確認する手段がなかった。

やったこと

微少精密送りネジを生産するための専用超小型CNC旋盤を、株式会社ナノ製の超小型CNC旋盤をベースに、自社で蓄積したネジ切削のノウハウを投入して開発した。加工ソフトウェアも同時に開発した。旋盤に取り付けるアタッチメントと切削工具は外注先に委託して製作した。必要な加工精度を得るため、試作とソフトウェア・工具アタッチメントの修正を繰り返した。開発対象は、ピッチ0.25・1.0mmの一条ネジ、ピッチ0.25mmの二条ネジ、ピッチ0.125mmの四条ネジなどの6種類の送りネジと、対応する雌ネジ及びスリーブである。東京都産業技術研究所で製品表面の写真撮影と精度評価を行った。

  • 加工機超小型CNC旋盤微少精密送りネジ生産用旋盤用アタッチメント・切削工具
  • ソフト加工ソフトウェア

新しい製品・サービス:微少精密送りネジ(6種類)及び対応する雌ネジとスリーブ

事業の効果

  • 年間売上 100万円→500万円

従来は完全受注型だった販売を、独自製品による提案型の販売へ変えていく計画である。半導体・医療・電子機構部品・研究機関などを想定市場とし、既存顧客への訴求、専門誌広告、展示会出品(デモ機の実演と配布)、ホームページやネット広告で需要を掘り起こす。独自製品は公開可能となり、ネット戦略も強化する。5年後に年間売上500〜600万円を目指す。

今後の展望

  • 目標:1セット(送りネジと送りナット)あたり5〜8万円で見込む

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。