飲料水メーカー向け「後付け可能かつ低コスト」なホットメルト検査装置の試作開発
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
日本濾水機工業株式会社
成果ある程度精度を落として数万円前後で販売できるフィルターを製作した
| 事業者名 | 日本濾水機工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県 横浜市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 粉末治金 |
| 従業員数 | 75人 |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 設立 | 1918年 |
大正7年創業で、セラミックフィルターの製造・販売を主としてきた。現在は売上の7~8割を水処理装置関連が占め、セラミックフィルター・濾過機は売上の2~3割である。従来は横浜市の補助金を利用していたが、神奈川県のものづくり補助金を教えられて応募した。大手はRO膜など細かいフィルターを開発しているが、比較的大きな物質を除去するニッチな市場を狙う方針を立てた。
抱えていた課題
やったこと
排水中のレアアースなどを回収する装置のため、セラミックフィルターの試作開発を行った。フィルターに空いた穴の大きさを調べたうえで、穴の大きさを一定基準以内に保つようにコントロールする方針で試作を進めた。大手の1本何十万円もする高精度品ほどの精度は求めず、精度を落として数万円前後で販売できるフィルターを製作した。
新しい製品・サービス:レアアース回収用のセラミックフィルター「セラボポア」
レアアース市場はリユースが少なく、日本の代替品開発で価格が下がったため、業界団体の反応も薄く販売を中止した。その後、ワインメーカーと共同で、通常6~7日かかるワインの濾過工程を短縮する研究を進めている。ブドウの種類や温度による差があり、難しさが残っている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業当初からフィルター研究を行い、売上の2〜3割を占めると書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けは明記されていない。
大手がROなど細かいフィルターに注力する一方、比較的大きい物質を除去するニッチ市場を狙う方針が示され、自社の強みを踏まえた位置付けが読み取れる。
新製品開発が10年以上途絶えていた課題を認識し、ゼロから開発し数万円前後の低価格品を作ったと書かれるが、事業計画の具体性は薄い。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。数万円前後で販売できるフィルターを製作したとの記述のみ。
社内にフィルター研究の人材がいなかった点が課題として挙げられ、一貫生産体制を持つことは書かれるが、補助事業の遂行体制は具体的に示されていない。
ニッチ市場の顧客ニーズを想定し、1本何十万円の高精度品に対し数万円前後の低価格品を狙った点が具体的に書かれている。
市場の反応が乏しく販売中止に至った経緯と、ワインメーカーとの共同研究への展開が書かれるが、スケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
大手が手がけないニッチな大粒除去フィルター市場を狙い、低価格品で差別化を図る方針が書かれている。
レアアースのリユース拡大や雇用創出への言及は乏しく、国が補助する積極的理由はわずかにうかがえる程度。
公開されている事例からは補助金投入額に対する付加価値増加の数値は読み取れません。
ワイン濾過の日程短縮による生産効率向上を研究している点はうかがえるが、デジタル技術の活用は書かれていない。
公開されている事例からは日本経済の構造転換への寄与は読み取れません。
横浜市の企業として地域に根ざす様子はうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出の記述は乏しい。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
永久磁石を利用した低回転でも効率のよい発電機(特許第5619522号)を活用し、インライン型マイクロ水力発電装置を開発した。
効果:最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW
関連論文を読み込み、青色の可視光を使えば水中での無線通信が可能だと考えて開発を始めた。