ものづくり補助金平成24年度神奈川県

セラミックス成形型製造のための5軸切削加工技術開発

株式会社試作工房電

この事例のポイント

  • 取引先からの試作受注を続けるには、従来の3軸加工機だけでは加工精度や作業効率に限界があった。
  • 5軸加工機を導入し、これまで3軸加工機で行っていた作業の一部を5軸加工機での製造に変更した。
  • 3軸加工機で行っていた作業の一部を5軸加工機に移したことで、加工精度が高度化し、歩留まりが向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社試作工房電
所在地神奈川県 厚木市
業種はん用機械器具・生産用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数1人
資本金550万円
設立2003年

事業の背景

当社は樹脂全般・軽金属の切削加工により試作部品を製作する企業で、代表の小林氏は県内の1次試作メーカーに約11年勤務した後、2003年に綾瀬市で独立した。2013年に厚木市へ移転して法人化した。取引の中心は家電業界の小型部品の試作で、自動車業界の受注拡大にも取り組んでいる。近年は試作依頼が紙の図面からデータ依頼へ移り、ノウハウを生かす余地が限られてきている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力取引先からの試作受注を続けるには、従来の3軸加工機だけでは加工精度や作業効率に限界があった。
  • コスト・採算売上から見て借入できる額が限られており、補助金なしには大型の設備投資を行えなかった。

やったこと

5軸加工機を導入し、これまで3軸加工機で行っていた作業の一部を5軸加工機での製造に変更した。これにより加工精度の高度化、切削用刃物の長寿命化、段取り作業の軽減を図った。取引先の都合で当初見込んでいた切削加工の業務は受注できなくなったが、5軸加工機の保有によって信用度が上がり、新しい顧客からの引き合いも得られるようになった。

事業の効果

3軸加工機で行っていた作業の一部を5軸加工機に移したことで、加工精度が高度化し、歩留まりが向上した。切削用刃物の寿命が延び、段取り作業も軽減された。これにより生産コストの削減につながった。また5軸加工機を保有することで信用度が上がり、新しい顧客からの仕事の引き合いも得られるようになった。

今後の展望

家電業界と自動車業界の受注を平準化して設備稼働率を高め、経営の安定化を図る。自動車業界の受注増加に取り組み、今後はさらに大型設備の導入や自動車事業者との連携を検討している。また次元測定器など加工以外の設備導入も計画している。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。