南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社青柳
成果色の調合時間(手作業比) 1倍→0.33倍
| 事業者名 | 株式会社青柳 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 十日町市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 設立 | 1938年 |
株式会社青柳は1938年に染物屋として創業し、十日町で初めて友禅染めを手がけたとされる。その後織物業も始め、1952年に青柳織物株式会社を設立、1992年に現在の社名に変更した。消費者ニーズが多様化するなか、フォーマルな着物だけでなく普段着に使える着物も提案したいと考えていた。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金で「染料調液装置」を導入した。この装置は、職人が記録してきた膨大な色のデータをもとに必要な色を調合する。職人が手作業で行う場合と比べて1/3の時間で調合できるようになった。また、原材料が欠品した場合でも手持ちの原材料から色見本に合致する色を作ることができる。新しい染料の色を作る役割は引き続き職人が担っている。
| その他 | 染料調液装置 |
|---|
新しい製品・サービス:おしゃれ着尺(気軽に楽しめる少量多品種の着物)
染料調液装置により、色の調合を手作業より短時間で行えるようになった。職人が記録してきた色のデータを活用するため、色の質が均一化された。原材料が欠品しても手持ちの原材料で対応できるようになり、不測の事態にも備えられるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1938年から友禅染め・織物・製造販売と一貫生産を続けてきた歴史が書かれ、過去の取組との一貫性はうかがえる。経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。
消費者ニーズの多様化を受けて少量多品種のおしゃれ着尺を提案し、販売現場で意見を聞く姿勢が示される。市場データや競争優位の具体的根拠は乏しい。
課題として色の調合に1時間に3~4色しか作れない点を挙げ、染料調液装置で1/3の時間で調合できるようになったと具体的に示される。
調合時間が1/3になったとの記載はあるが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現可能性は書かれていない。
職人が記録してきた色データと職人の役割を残す体制が示される。人材や事務処理能力の詳細は書かれていない。
普段着に使える少量多品種のおしゃれ着尺という顧客像と、消費者の意見を反映する姿勢は読み取れる。ニーズの裏付けデータは薄い。
導入後の効果や職人との棲み分けは述べられるが、中長期の課題検証やスケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
手描きや職人による染めの色調合を機械化し、多品種の着物を作る点は示されるが、市場での高価格化や希少性の程度は書かれていない。
着物文化を伝える役割や工房見学の受け入れが述べられ、産地十日町での役割はうかがえるが、波及効果や雇用の数字は書かれていない。
調合時間が1/3になった点はわかるが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数字は書かれていない。
膨大な色データを基に調合する仕組みや、原材料欠品時にも対応できる点は示されるが、サプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟県十日町市の着物産地で、伝統的な着物を作り続ける地域の特性を活かした事業であることが具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後も問屋との棲み分けを意識しつつ、小売店との連携を図りながら、消費者のリアルな声を取り入れる場面を増やしていきたいとしている。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
高性能の発酵タンク3本と保管用のブライトビールタンク3本、タンクの温度調整をする冷凍機器設備を導入した。