多様化する顧客ニーズに応えるための発酵調味料の多品種少量生産設備導入
平成27年に竣工した第三工場内に、天然調味料の多品種少量生産設備として小ロット専用ラインを設置した。
効果:殺菌プレート内の滞留液量(1生産当たり) 40kg→10kg
坂本デニム株式会社
| 事業者名 | 坂本デニム株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 広島県 福山市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 75人 |
| 資本金 | 9,500万円 |
| 設立 | 1957年 |
1892年創業の備後織の綿糸先染め織物産地で、手染め和染色加工を123年続けてきた。ジーンズは紡績から縫製まで国内生産が保たれており、デニム生地の前工程である綿糸の染色を担う。環境配慮型の繊維製品として、オーガニックコットン製品市場が拡大している。
抱えていた課題
やったこと
電気分解水(強酸性水・強アルカリ水)を生成する電解水生成装置一式を導入し、前処理・後処理の洗浄水に使用した。強酸性水は漂白作用、強アルカリ水は油脂分などの洗浄作用があるため、常温で薬剤を使わずに処理できるようにした。染色糸は電解水で洗浄し、ボイラー燃料と洗浄薬剤の使用を減らした。広島県東部工業技術センターの試験で、従来以上の色相・堅牢度を実現できることを確認した。
新しい製品・サービス:電気分解水を用いた常温洗浄・色止めによる、洗浄薬剤ゼロの環境配慮型ロープ染色システム
電解水による常温での洗浄・色止めにより、洗浄薬剤使用ゼロとCO2削減を実現した。ボイラー燃料代と薬剤の排水処理にかかるコストも削減でき、加工コストの低減につながった。環境配慮型の繊維製品市場の獲得を目指す。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
1892年創業以来123年の藍染め技術ひと筋と、2008年の大型炉から小型ボイラーへの更新を起点に環境取組を継続している点が読み取れる。
オーガニックコットン市場の拡大に環境配慮型染色を提案し非価格競争力を強化する方針、自社開発の染色装置や5ラインの設備保有が書かれている。
ボイラー燃料を10%削減、洗浄薬剤ゼロ、助剤15%削減、中和薬剤20%削減など課題に対応する数値目標が示されている。
コスト削減の数値目標はあるが、付加価値額の増加や賃上げを実現する目標値は書かれていない。
生産管理指導やひろしま産業振興機構、東部工業技術センターとの協力体制は書かれているが、人材や事務体制の詳細は薄い。
ジーンズの国内生産とデニム多品種小ロット染色に特化する方針、環境配慮型提案という顧客価値が具体的に示されている。
2026年度に補助金を受け、サイジング速度自動制御と乾燥効率改善に取り組むという次段階の計画は書かれているが、スケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
電解水による常温洗浄は従来の高温・薬剤処理と比べ差別化されており、高水準の付加価値化を狙う内容が読み取れる。
環境負荷低減や国内生産維持、日本メーカーの競争力分野という点から国内産業上の意義はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。
ボイラー燃料・薬剤・排水処理のコスト削減目標はあるが、補助金投入額に対する付加価値増加額などの費用対効果は書かれていない。
電解水による環境配慮型染色は新しい工程だが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献の記述は限定的。
環境配慮型繊維製品市場への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述は書かれていない。
広島県福山市の地域企業として備後織の産地に立地することが書かれているが、地域経済への波及の記述は少ない。
エコ染色システムをさらに進化させ、糸の先染め工程全体で環境負荷を削減する。デニム生地の多品種小ロット染色加工に特化し、国内生産の強みを生かす。現在は2014年度の補助金を受け、デニム糸巻付機(サイジング)の速度自動制御と乾燥効率改善による生産性向上に取り組んでいる。
平成27年に竣工した第三工場内に、天然調味料の多品種少量生産設備として小ロット専用ラインを設置した。
効果:殺菌プレート内の滞留液量(1生産当たり) 40kg→10kg
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個