金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社ヤマサキ
成果パート社員が9時から16時までかかっていた作業が、15時に終えられるようになった
| 事業者名 | 株式会社ヤマサキ |
|---|---|
| 所在地 | 岡山県 岡山市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 鋳造 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 4,500万円 |
| 設立 | 1966年 |
昭和29年の創業当初は農機具を製造していたが、30年代後半からベビーベッドの製造に着手し、43年からベビーベッドの製造・販売とベビー用品のレンタルに専念した。主力のベビーベッドは日本製で、ドイツ産ビーチ材の使用や長期の部品供給などを強みに、ベビー用品レンタル会社や家庭の信頼を得てきた。顧客ニーズの多様化により多品種小ロット・短納期化のニーズが高まっている。
抱えていた課題
やったこと
生産工程を改善するため、高性能の研磨設備を2台導入し、消耗品・部品を共通化するとともに、1台に不具合が生じても生産に影響が出ないようにした。研磨設備は部材の厚さに対する機械調整をデジタルで行え、ペーパー交換が容易で、部材の送りがスムーズに研磨ムラをなくせる。また乾燥庫を導入し、庫内温度を60度に設定すると40分で製品が完全に乾燥する。冬季や短納期など季節と状況に応じて乾燥庫を使い分けられるようにした。
高性能研磨設備の導入により部材の研磨品質が向上し、不良品が減少して検品や補修の時間が大幅に短縮した。研磨設備のペーパー交換もパート社員で容易にでき、設備由来の時間ロスがなくなった。乾燥庫の導入により小ロット製品の研磨・塗装工程が1日で完了するようになり、在庫のムダを省いて多品種小ロット・短納期化が可能になった。不良品減少により廃棄にかかるコストと労力も軽減した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業からベビーベッド製造に専念し、ドイツ産ブナ材や部品供給の長期対応を強みとしてきた経緯が書かれ、事業の一貫性はうかがえる。
顧客ニーズの多様化と多品種小ロット・短納期化の要望、受注機会を逃している状況が書かれ、外部環境と課題の関係は読み取れる。
研磨ムラや自然乾燥2日の課題を挙げ、小ロット製品の研磨・塗装が1日で完了、研磨は60台分を15時に終えると具体的に示されている。
生産数アップが大きな目標とあるが、売上や付加価値の数値目標は書かれておらず、実現可能性は判断しにくい。
パート社員でペーパー交換ができることや同じ設備を2台導入したことはあるが、補助事業の遂行体制は具体的に書かれていない。
ベビーベッドの素材や安全性、アフターフォローを強みとして信頼を得てきたと書かれ、選ばれる理由の一部は読み取れる。
乾燥庫を季節や短納期に応じて使う運用は書かれるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
高付加価値化や高価格化について明示はなく、多品種小ロット対応の効率化が中心として書かれている。
公開情報では判断できません。
廃棄コストの軽減や不良品減少、作業時間の短縮が書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
岡山の自社工場で日本製を製造している点はうかがえるが、地域の経済成長への貢献は書かれていない。
多品種小ロット・短納期化が可能になったことを受け、今後は生産数アップが大きな目標とされている。
設備の導入で作業効率が激変。生産アップを目指します。
公式の事例集より(原文のまま)
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
厚物用1本針ミシンをベースに、1本針と2本針を切り替えるスイッチ機能と送り機能などを改造した特別仕様のミシンを開発した。
効果:溶着幅 25mm→40mm
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。