熱風装置付加キュポラ溶解による高強度鋳鉄の生産プロセス強化
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
株式会社三雄工芸
成果納期 7日→1日
| 事業者名 | 株式会社三雄工芸 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 見附市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 32人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社はジュエリー、アクセサリーの製造・販売・卸を手がけ、2009年に自社ブランド『アトリエ・クラム』を立ち上げてオーダーメイドのウェディング・リングを製造している。オーダーメイドジュエリー業界では大企業がほとんどなく中小企業(町工場)が多くを占める。国内の町工場は、デザインから原型製作、鋳造、販売まで各段階で分業化されている。
抱えていた課題
やったこと
3Dプリンター造型機を導入し、自社で3Dプリンターによるサンプル作成と、ダイレクト鋳造技術の導入を行った。素材ごとの最適な製造条件を確立するため、ダイレクト鋳造による試作品の製造・開発を行った。試作品の品質(精密性・デザインの忠実性)とコストを検討し、設計・デザイン段階へフィードバックした。実現した新技術を既存製品に融合させ、顧客への商品提案力を高めた。
| 加工機 | 3Dプリンター造型機 |
|---|
新しい製品・サービス:3Dプリンターとダイレクト鋳造による精密鋳造品(試作品製造を含む)
自社で3Dプリンターによるサンプル作成と高度な技術を要する製品の鋳造が可能となり、ワンストップ化が実現した。サンプル作成と鋳造の時間が短縮され、サンプルを用いた提案までのスピードや納期が大幅に改善した。外注と比べ製造コストも下がり、コストダウンが可能となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のジュエリー生産の内製化と試作・鋳造の強化が事業の流れとして書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
分業化された町工場の中で一貫体制を強みとすることが書かれ、競争優位の方向性はうかがえるが、市場動向の数値的根拠は薄い。
外注による納期1週間、試作コスト約5万円といった課題が具体的に示され、3Dプリンター導入で1日・約10分の1に改善した点が記されている。
納期短縮やコスト削減の結果は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員数32人や設立年などは書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材配置の記述はわずかである。
マリッジリング等の顧客ターゲットや、指紋・イラスト等の刻印、提案から商品提供までの速さといった選ばれる理由が書かれている。
手順1〜4として導入、試作、設計へのフィードバック、提案方法の革新の流れが示されるが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
ダイレクト鋳造による精密鋳造品は高品質・高付加価値の方向性が示されるが、市場での普及度の数値は書かれていない。
国内町工場の分業化や海外生産移転が背景として書かれ、わずかに社会的意義がうかがえる程度である。
外注費用約5万円が約10分の1に下がった点は示されるが、補助金投入額に対する効果の算定は書かれていない。
3Dプリンターによる造型とダイレクト鋳造の導入が示されるが、地域やサプライチェーン全体への波及は書かれていない。
工業製品の試作品製造分野への参入が目指されているとあり、わずかに成長分野への進出がうかがえる。
新潟県見附市の町工場であることや、長岡・新潟の店舗展開が書かれ、地域の事業であることは読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は新事業の育成にも注力し、細かな製品の製造ノウハウを活用して異業種からの細かな製品の製造受注を行う事業を強化していく。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
試作案件の受注拡大と歯車加工競争力の強化のため、3つの設備を導入した。