回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社サカイテック
成果納期はこれまで2週間程度かかっていたが、治具製作の納期短縮を武器に拡販活動に入った。
| 事業者名 | 株式会社サカイテック |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 測定計測,立体造形 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1986年 |
昭和61年に創業し、プレス加工から始まり、パイプ加工、溶接加工、レーザー切断加工、板金加工、丸棒加工と社内設備を整えてきた。大量生産の時代から多品種少量生産へと移行し、商品サイクルの短期化により多品種変量生産の時代に入った。治具の納期は従来約2週間かかっていた。
抱えていた課題
やったこと
熟練技術に頼らない製造工程を構築するため、位置決め作業の標準化と加工精度測定の標準化のための治具・装置を開発した。3DCADを導入し、サンプル製作などを通じて操作を習熟して治具設計が可能になった。3Dプリンターは液体樹脂を紫外線ランプで硬化させて造形する方式で、精度の高さを最も重視して選定した。平成27年6月に3DCADと3Dプリンターともに稼働可能となり、治具製作の納期短縮を実現した。
| ソフト | 3DCAD |
|---|---|
| その他 | 3Dプリンター |
新しい製品・サービス:丸棒などを曲げてからねじ加工できる新たな曲げ加工機
検査用測定治具の作成により検査時間が短縮され、検査のばらつきもなくして標準化が可能になった。不良部分も数値化でき、合格・不合格を一瞬で判断できるようになった。治具の納期は短縮され、3次元造形の導入で新たな受注が増え、平成27年12月期は前年度比5%増となった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来のプレス・溶接・丸棒加工の経験を深め、3次元造形を軸に位置付けた方針が記載され、過去の取組との連続性が読み取れる。
多品種変量生産への移行という外部環境を示し、3Dプリンター導入後に受注が前年度比5%増えたと数字で示されている。
位置決め作業と加工精度測定の不安定さという課題を明示し、3次元造形で標準化する解決策と納期短縮の効果が書かれている。
受注増を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれておらず、実現可能性の判断材料が少ない。
社員30名、60歳以上の熟練者、ベトナム研修生の受け入れなど人員面の記載はあるが、補助事業の遂行体制として具体的な役割分担は読み取れない。
短納期・高精度を武器に顧客へ最適生産を提供すると述べ、±0.5mmから±0.1mmへの精度向上など顧客価値が数字で示されている。
今後、製造段階の位置決め治具も開発すると次の計画が示されているが、スケジュールや課題の解決方法の詳細は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
3Dプリンターによる治具製作は高精度を重視した手法だが、分野の普及度や高価格化の水準についての記載はわずかである。
熟練技術に頼らない製造工程により雇用の機会を創出すると記載されているが、経済波及効果の規模は示されていない。
検査時間の短縮や納期の短縮は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
3DCADと3Dプリンターを導入して治具製作の納期を短縮したと書かれ、デジタル技術の活用は読み取れるが、業界全体への貢献は不明。
多品種変量生産の時代への移行に対応すると述べられているが、日本経済の構造転換に資するとの記載は限定的である。
堺市の企業として地域の団体や異業種交流団体の役員を務めると書かれているが、地域の特性を活かした成長の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
検査用測定治具だけでなく、製造段階の位置決め用治具も近いうちに開発する。3次元造形技術をさらに高め、丸棒・線材加工部品の加工精度を向上し受注増を目指す。熟練技術の伝承を容易にし、社員個々の技術を向上させる。
「図面さえいただければ即日製品化できる」
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
造作材のプレカット化と邸別発送化に対応するため、自動クロスカット機RCVH60S-310Λ型を導入した。
効果:枠材カット工程で従来工法に比べ加工時間を68.8%短縮
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