ものづくり補助金平成24年度石川県

板厚0.3mmの深絞りが行える自動プレスの開発

株式会社ベローズ久世

この事例のポイント

  • 真空遮断器用ベローズの素材となるステンレス管は、海外製と比べて生産性で課題があった。
  • 同社の金型技術と極深絞り技術を活用し、同社の基本設計と加工条件をもとに、専用深絞りプレス機をメーカーとともに開発し導入した。
  • ステンレス管製造工程で工程数を約70%、作業時間を50%以上削減できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ベローズ久世
所在地石川県 上部町
業種金属製品製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数176人
設立1974年

事業の背景

送電網が伸びる新興国で、真空遮断器の需要が拡大している。真空遮断器用ベローズの素材となるステンレス管は、海外製と比べて生産性、コスト、納期の面で課題が多く、国際競争力の確保が求められていた。厚さ0.3〜0.5mmのステンレス鋼板を絞り加工するプレス機は需要が限られるため専用機が存在しなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力真空遮断器用ベローズの素材となるステンレス管は、海外製と比べて生産性で課題があった。
  • コスト・採算ステンレス管はコスト面でも海外製に劣り、国際競争を勝ち抜くには高性能かつ低コストで製造する技術の確立が必要だった。
  • 納期・工程ステンレス管は納期面でも課題が多かった。
  • 新製品・新技術厚さ0.3〜0.5mmのステンレス鋼板を絞り加工する専用プレス機が存在せず、需要が限られるため市場に供給されていなかった。

やったこと

同社の金型技術と極深絞り技術を活用し、同社の基本設計と加工条件をもとに、専用深絞りプレス機をメーカーとともに開発し導入した。導入した専用深絞りプレス機でステンレス管を製作し、ベローズ製品に加工した。ステンレス管の特性として肉厚、硬度、金属組織を評価し、最終ベローズ製品加工後の性能評価から有効性を検証した。

事業の効果

ステンレス管製造工程で工程数を約70%、作業時間を50%以上削減できた。これにより低価格化と高品質化が実現した。製作期間が短縮されたことで、ユーザーの納期に対応でき受注拡大を図れる体制が整った。高品質なシームレス成形ベローズを低コストで供給できるようになった。

今後の展望

この分野の総合力向上と国際競争力の強化につなげ、国内産業の成長に寄与すると考えている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。