ものづくり補助金平成24年度福井県

発酵ごま豆腐の量産化と効率的な管理を行って高付価値製品化作りを行う

有限会社幸伸食品

この事例のポイント

  • 嚥下食は1パックの分量が従来品の半分ほどになるため、既存の製造ラインの包装機では対応できず量産できなかった。
  • 冷凍してもほぼ同じ食感を保てるまで開発が進んだ嚥下食のごま豆腐を量産するため、新たに包装機を導入した。
  • 新たに導入した包装機により、既存製品と小サイズの嚥下食を同じ日に別々に製造できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社幸伸食品
所在地福井県 永平寺町
業種食料品製造業
技術分野発酵
従業員数25人
資本金1,000万円
設立1977年

事業の背景

幸伸食品は豆腐専門メーカーとして、ごま豆腐を主力に豆腐関連商品を製造し、都市部の高級店でも人気がある。年間約40万人が脳卒中になり高齢者も増える日本では、嚥下障害を抱える人が多い。その食事にはプリンやゼリーが使われているが、味が単一で食べ飽きやすいという問題があった。医療関係者からは以前より「ごま豆腐を介護食として使えないか」という相談を受けていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力嚥下食は1パックの分量が従来品の半分ほどになるため、既存の製造ラインの包装機では対応できず量産できなかった。

やったこと

冷凍してもほぼ同じ食感を保てるまで開発が進んだ嚥下食のごま豆腐を量産するため、新たに包装機を導入した。導入した包装機により、既存製品と小サイズの嚥下食を同じ日に異なる製品として製造できるようになった。容器の大きさが異なる包装にも対応できる。これにより現在の製品を製造しながら嚥下食も生産できる体制が整った。

新しい製品・サービス:嚥下食「ごまどうふプラス」(豆乳の乳酸発酵物を加え、嚥下食としての機能を強化した製品)

事業の効果

新たに導入した包装機により、既存製品と小サイズの嚥下食を同じ日に別々に製造できるようになった。大きさの異なる容器の包装にも対応でき、フレキシブルな生産が可能になった。作業の短縮化と少人数化も実現できた。製品は味を保ちつつ嚥下しやすく機能回復を助けるとされる乳酸発酵物を配合しており、日本人好みの味で長期間常食されるニーズも見込まれる。

今後の展望

介護市場でのPRや流通体制を今後進め、フレキシブルに対応できる製造ラインを活かして生産を拡大していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。