南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社KIYORAきくち
成果製造能力 1kg/日→400kg/日
| 事業者名 | 株式会社KIYORAきくち |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 菊池市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 2008年 |
当社は水に水素を溶け込ませて飲料水や化粧水を作る水素水製造技術を持っており、その技術の蓄積が炭酸氷と炭酸氷製造機の独自開発につながった。炭酸氷は炭酸を氷に閉じ込めた製品で、口に含むと炭酸によるシュワッとした食感が特徴である。市場に受け入れられるかは当初わからない状況だった。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助事業を活用して炭酸氷の量産機を開発した。量産機は自社で設計し、部品や冷凍機、容器、タンク等の設備は機械メーカーなどに依頼して、最終的に自社で組み立てた。補助金が量産化とテスト販売につながったと経営企画担当は振り返っている。
| 加工機 | 炭酸氷の量産機 |
|---|
新しい製品・サービス:炭酸氷
量産機の導入により1日の製造量が約1キログラムから400~600キログラムへと大きく向上した。代理店を通じた本格販売を始め、炭酸氷の直近売上は前年比3倍の9000万円となった。野球場やライブイベントでのテスト販売やSNSでの話題化を経て炭酸氷の人気が確信できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
水素水製造技術の蓄積が炭酸氷と製造機の開発につながったとあり、既存技術との関連はうかがえる。経営戦略上の位置付けは書かれていない。
炭酸をそのまま氷に閉じ込める技術は「あそうでなかった技術」とあり差別化は読めるが、市場動向との比較や競争環境の記述は薄い。
量産機の開発で1日約1kgから400〜600kgへ生産性が向上し、直近売上が前年比3倍の9000万円とある。課題認識の記述は薄い。
1日約1kgから400〜600kgへの生産性向上と売上前年比3倍・9000万円という具体的数字が示されている。ただし賃上げ目標は書かれていない。
設計は自社で行い、部品や冷凍機は機械メーカーに依頼し、最終組立は自社で実施したとあり、体制の一端は読み取れる。
炭酸が抜けず凍らせる既存手法の課題と、シュワッとする食感という特徴、5種類の味展開が示されている。
2012年度の開発から2015年のイベント出店、翌年の球場販売と段階的な流れが時系列で示されている。ただし課題解決の詳細方法は薄い。
数千万円の設備投資には二の足を踏んでいたとあるが、資金調達の具体的な内容や金融機関の記述はない。
炭酸氷は従来なかった技術で、プレーン・メロン等5種類の展開と販売実績があり、高付加価値の新市場性が具体的に読み取れる。
炭酸氷製造機の製造販売で世の中に貢献したいとあるが、地域経済波及や雇用創出の具体的記述は少ない。
投資前は1日約1kgだった製造能力が400〜600kgに向上し、売上は前年比3倍の9000万円となった数字がある。
独自の水素水製造技術を応用した点は示されるが、デジタル技術やサプライチェーンへの言及は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
熊本県菊池市の企業とあるが、地域の特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
炭酸氷製造機械自体の製造販売を検討しており、炭酸氷製造機の設備と製造ノウハウを提供して世の中に貢献したいと考えている。
「氷のもつ不思議な性質はわからないことが多い」
公式の事例集より(原文のまま)
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
試作案件の受注拡大と歯車加工競争力の強化のため、3つの設備を導入した。