ものづくり補助金平成24年度福井県

金型無しで高精度ブランケットを作る研究・開発

株式会社秀峰

成果型の制作費用 100%→20%

この事例のポイント

  • 曲面に印刷するためのブランケット(型)は金属製の金型で作る必要があり、制作に時間がかかっていた。
  • 導入した3Dプリンターで、曲面印刷に必要なブランケット(型)と、印刷対象物を固定する治具を直接作製できるようにした。
  • 型の制作費用 100%→20%。3Dプリンターで型と治具を直接作れるようになり、納期が大幅に短くなった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社秀峰
所在地福井県 福井市
業種印刷・同関連業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数60人
資本金4.3億円
設立1983年

事業の背景

3Dプリンターはものづくりの現場で注目度が急激に高まっているが、これまでは試作品や少量部品をそのまま製品として使うことが多かった。秀峰は車の内装パーツなど曲面への印刷を得意とし、国内の一流メーカーから厚い信頼を得ている。平成26年度の売上高は15億円である。自動車の内装や携帯・スマホ・PCなどは安定したニーズが見込まれる分野である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程曲面に印刷するためのブランケット(型)は金属製の金型で作る必要があり、制作に時間がかかっていた。
  • コスト・採算型の制作費用が高く、コストを抑えるうえでネックになっていた。
  • 納期・工程製品を短期間で提供できず、納期を短くすることが課題だった。

やったこと

導入した3Dプリンターで、曲面印刷に必要なブランケット(型)と、印刷対象物を固定する治具を直接作製できるようにした。3Dプリンターで作った部材の表面に残る凹凸の処理法を数種類比較実験し、作業性と確実性を備えた方法を選んだ。導入したプリンターは顧客から提供されるCADソフトと互換性がないため、プログラムの組み替えを行い、担当者が経験を活かして対応した。部材表面の凹凸を磨く作業には金型職人の技を活かした。

新しい製品・サービス:金型無しで作る高精度ブランケット

事業の効果

  • 型の制作費用 100%→20%

3Dプリンターで型と治具を直接作れるようになり、納期が大幅に短くなった。型の制作費用が約5分の1になり、コストを抑える上でのネックが解消された。型作製のコストが下がり納期が短縮されたことで、製品をより短期間・低コストで提供できるようになった。

今後の展望

型作製のコストが下がり納期短縮が実現することで、さらに競争力が増し、受注増が期待できる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。