ものづくり補助金平成24年度福井県

地元海産物を活用したギフト用生鮮惣菜の開発事業

株式会社山下水産

この事例のポイント

  • 干物を主力としてきた事業では、生の魚介類を使った惣菜の開発に取り組む必要があった。
  • 作業場に空気清浄機とオゾン水生成機を導入し、浮遊菌対策などの衛生管理を徹底した。
  • 衛生管理が強化されたことで生の魚介類を使った商品の加工が可能になり、福井県や越前町らしさのある海鮮漬を開発できた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社山下水産
所在地福井県 越前町
業種食料品製造業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数24人
資本金800万円
設立1955年

事業の背景

創業以来、越前の海で揚がった水産物を干物に加工して販売してきた。消費者の嗜好が多様化するなか、家庭で調理の要らない惣菜品への需要に応える必要があった。干物より厳しい衛生管理が必要な生の魚介類の加工には、既存設備の改善が求められた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術干物を主力としてきた事業では、生の魚介類を使った惣菜の開発に取り組む必要があった。
  • 品質・精度生の魚介類の調理には干物加工より厳しい衛生管理が求められ、設備の改善が必要だった。
  • 新製品・新技術消費者の嗜好の多様化に対応するため、家庭での調理が不要な惣菜品の開発が必要だった。

やったこと

作業場に空気清浄機とオゾン水生成機を導入し、浮遊菌対策などの衛生管理を徹底した。包装面ではさまざまな形状の商品に対応するシュリンク包装機を導入し、自動ラベル貼付機で表示の適正化とロット・製造管理を行うようにした。高鮮度維持凍結機を導入し、食品の細胞を壊さずにうま味を逃さない冷凍を可能にした。メカブとモズクをベースに刺身用タルイカと甘エビ、加熱したアワビとバイガイなどをトッピングした海鮮漬「越前至福漬」を開発し、ギフト市場での需要を見込んだ。

  • 検査測定高鮮度維持凍結機プロトン冷凍機
  • 加工機シュリンク包装機自動ラベル貼付機
  • その他空気清浄機オゾン水生成機

新しい製品・サービス:越前至福漬(メカブとモズクをベースに、刺身用タルイカと甘エビ、加熱したアワビとバイガイなどをトッピングした海鮮漬)

事業の効果

衛生管理が強化されたことで生の魚介類を使った商品の加工が可能になり、福井県や越前町らしさのある海鮮漬を開発できた。季節に応じた商品を展開し、大きな柱として伸ばしていく方向性を見出した。高鮮度維持凍結機により、調理済み商品やトッピング食材を味や食感を損なわずに保存・発送できるようになり、水産関係者からの視察やバイヤーからの期待が高まって幅広い販路開拓の可能性が広がった。食品添加物を使わずに品質を保持できるため、安心・安全面の付加価値も高まった。平成27年から百貨店のギフトカタログで取り扱われ、冬季にはセイコガニを用いた海鮮漬も展開している。

今後の展望

百貨店のバイヤーらと具材や盛りつけ方法の検討・改良を重ね、冷凍に向く白身魚を用いたお茶漬けなど新製品の開発にも積極的に取り組んでいる。

事業者の声

時代にマッチした、こだわりの越前の幸を届けたい。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。