ものづくり補助金平成24年度福井県

昆布シートのスタンダード実現化に向けて

ヤマトタカハシ株式会社

この事例のポイント

  • 昆布シートはしっとりとした質感のため、のり用の包装機械では送り出しがうまくいかず、破損や目詰まりの不良が続出し、量産に限界があった。
  • 包装機器メーカーと共同で、昆布シート専用のおにぎり用フィルム包装ラインを開発した。
  • 自社で昆布シートのフィルム包装を完結でき、不良を減らして効率的に生産できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名ヤマトタカハシ株式会社
所在地福井県 敦賀市
業種食料品製造業
技術分野塗装
従業員数240人
資本金5,040万円
設立1949年

事業の背景

ヤマトタカハシは京都の乾物問屋にルーツを持ち、昆布にこだわってきた企業である。昆布を薄く加工した昆布シートを、コンビニおにぎりののりの代わりとして拡販する計画だった。コンビニおにぎりののりや昆布シートは専用フィルムで包装して納品する必要があるが、自社にはそのラインがなかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力昆布シートはしっとりとした質感のため、のり用の包装機械では送り出しがうまくいかず、破損や目詰まりの不良が続出し、量産に限界があった。
  • コスト・採算コンビニおにぎり用の専用フィルム包装ラインを持たず、ラインを持つのり製造会社に包装を委託していた。
  • 品質・精度のり用の機械に合わせて昆布シートを半乾燥させていたため、昆布本来の風味が犠牲になっていた。

やったこと

包装機器メーカーと共同で、昆布シート専用のおにぎり用フィルム包装ラインを開発した。ロール状に巻かれた昆布シートを引き出し、ベルトコンベヤーに載せて送り出す仕組みとした。ブロック状に固めた昆布をスライスして作る独自技術による昆布シートを、おにぎりの大きさに合わせてカットし、1枚ずつフィルム包装して出す。これにより、のり用機械では不可能だった送り出しを実現し、昆布本来のしっとり感と風味を活かせるようにした。

  • 加工機昆布シート専用おにぎり用フィルム包装ライン

新しい製品・サービス:昆布シートを使ったコンビニおにぎり用の商品

事業の効果

自社で昆布シートのフィルム包装を完結でき、不良を減らして効率的に生産できるようになった。昆布の風味としっとり感を最大限活かせるようになり、他社がまねできない商品として拡販できる。一部コンビニチェーンの期間限定商品から定番商品への発展を目指し、スーパーなどへの販路拡大も視野に入れている。

今後の展望

一部コンビニチェーンの期間限定商品から各チェーンの定番商品に発展させるため営業を展開し、スーパーなどでの取り扱いも視野に、のり市場の1%獲得を目指す。

  • 目標:スーパーなどでの取り扱いも視野に、のり市場の1%獲得を目指す。

事業者の声

昆布にこだわり続け日本の食文化を守りたい。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。