ものづくり補助金平成24年度福井県

醸造酢および関連調味料の多品種、小ロット、オーダーメイド対応による競争力強化

株式会社とば屋酢店

成果最低製造ロット 200リットル→100リットル

この事例のポイント

  • 従来の設備では洗浄などの工程に手間がかかり、少量から製造するのが難しかった。
  • 半自動ろ過機を導入し、工程のほとんどを機械が担うようにした。
  • 最低製造ロット 200リットル→100リットル。半自動ろ過機の導入により洗浄などの工程が減り、100リットル程度の小ロット処理が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社とば屋酢店
所在地福井県 小浜市
業種食料品製造業
技術分野切削加工
従業員数10人
資本金1,000万円
設立1990年

事業の背景

株式会社とば屋酢店は、純米酢やポン酢をはじめとした約30種類の商品をそろえている。近年、とば屋の酢をベースに依頼主のこだわりを反映したオリジナル調味料の開発依頼が増えてきた。飲食店の競合や地産地消を背景に、そうした需要は高まる傾向にある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の設備では洗浄などの工程に手間がかかり、少量から製造するのが難しかった。
  • 人手・技能ろ過や調整の作業に熟練度が必要で、充填工程もほぼ手作業だった。
  • 新製品・新技術飲食店や地域の農業団体などからオリジナル調味料の開発依頼が増えていた。

やったこと

半自動ろ過機を導入し、工程のほとんどを機械が担うようにした。これにより調整や洗浄に熟練度が不要になり、これまでの半分となる最低100リットルの小ロット製造が可能になった。麹発酵機を導入して酢の原料となる麹の自社生産を実現し、多様な麹を使った醸造の可能性を広げた。アルコール濃度測定器を導入して研究開発をワンストップ化し、液体充填機を導入してほぼ手作業だった業務用商品の充填工程の負担を軽くした。

新しい製品・サービス:多品種・小ロットによるオリジナル調味料の開発と、顧客のニーズに合わせた商品デザインや料理の提案を含むコンサルティング型の営業。

事業の効果

  • 最低製造ロット 200リットル→100リットル
  • 原料となる麹を99%自社生産でまかなう

半自動ろ過機の導入により洗浄などの工程が減り、100リットル程度の小ロット処理が可能になった。麹発酵機で原料麹の99%を自社生産できるようになり、麹の力を最大限に引き出した状態で仕込めるようになった。アルコール濃度測定器により研究開発をワンストップ化し、既存商品の品質向上にもつながっている。今後はコンサルティング営業やウェブサイトを通じたBtoBの販路開拓により、付加価値の高いサービスと販路の拡大を目指している。

今後の展望

コンサルティング営業で顧客ニーズに合わせた提案を行い付加価値を高める。ウェブサイトを一新し、全国の企業を対象としたBtoBダイレクトマーケティングで販路開拓を目指す。減少する地域の麹の作り手となる展望もある。

事業者の声

弊社のお酢は、口当たりが優しく、深いうまみが特徴です。すし屋をはじめとした地元のお客様はもちろん、県外、海外の方にも喜んでいただいています。この味は、工場内の室という専用の場所で、お酢の「もと」を12カ月かけてゆっくりと発酵させて生まれます。発酵には大きな桶を使い、温度を保つために栓の周りにもみ殻を敷き詰めてあります。これは、江戸時代から代々受け継いできた製法です。昔ながらの製法がもたらす伝統の味を、これからも守り続けたいです。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。