ものづくり補助金平成24年度長野県

金型寿命向上のための摩耗進度管理技術開発

吉田工業株式会社

成果寸法精度 2mm→0.1mm

この事例のポイント

  • 砂型を金属加工で作る従来の金型製法では、リードタイムが1カ月もかかっていた。
  • 導入した非接触3次元デジタイザーでレーザーにより金型及び金型部品の面全体をスキャンし、摩耗による変化を測定した。
  • 寸法精度 2mm→0.1mm。非接触3次元デジタイザーによって金型の摩耗を面全体で可視化し、部位ごとの摩耗進度を数値で評価できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名吉田工業株式会社
所在地長野県 佐久市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野鍛造
従業員数250人
資本金5,600万円
設立1965年

事業の背景

同社は1965年に創業したブレーキピストンの加工メーカーで、アルミ鋳造の開発設計から鋳造、加工、検査・出荷まで一貫生産する体制を確立し、自動車・二輪車メーカーにブレーキやクラッチなどの重要保安部品を供給している。取引先は国内外に広がり、信頼も厚い。グローバル調達の加速により国際競争力としてさらなる品質向上と低コストが求められていた。取引先の海外展開に応じて2012年に中国広東省へ進出し、国内では自動車以外の分野も模索していた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能砂型を金属加工で作る従来の金型製法では、リードタイムが1カ月もかかっていた。
  • コスト・採算木型や金型を用いる従来工法では量産前の試作に時間と費用がかかり、量産時のコスト削減と超短納期への対応が課題になっていた。
  • 品質・精度金型の摩耗が進むと型精度が低下するため、製品品質の安定と型費用の削減を両立する摩耗進度の管理手法が求められていた。

やったこと

導入した非接触3次元デジタイザーでレーザーにより金型及び金型部品の面全体をスキャンし、摩耗による変化を測定した。従来工法と異なり、変化した箇所をより正確に可視化して捉え、数値の変化量から部位ごとの摩耗進度を評価できるようにした。また、3Dプリンターによる砂型の直接造形と組み合わせ、木型レスの試作と超短納期への対応を進めた。

  • 検査測定非接触3次元デジタイザー
  • 加工機3Dプリンター砂型3次元ダイレクトプリント

新しい製品・サービス:砂型3次元ダイレクトプリントによる木型レス試作と超短納期対応のサービス。

事業の効果

  • 寸法精度 2mm→0.1mm

非接触3次元デジタイザーによって金型の摩耗を面全体で可視化し、部位ごとの摩耗進度を数値で評価できるようになった。摩耗の把握により型精度維持の長期化が見込まれ、品質の安定と型費用削減につながる。3Dプリンターによる木型レス試作と超短納期対応により、量産時のコスト削減と新規顧客の開拓が進んでいる。

事業者の声

めざすのは技術とマネジメントの両輪で動ける人材づくりです。

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。