ものづくり補助金平成24年度長野県

ロービジョン(弱視)患者の“視”生活を快適にする拡大読書器の開発

株式会社西澤電機計器製作所

この事例のポイント

  • 従来の拡大読書器は視認性や操作性に課題があり、読書中に酔いや疲れが生じやすかったため、それを改善する必要があった。
  • 製品化を見据えて、拡大読書器の一次試作器と二次試作器を完成させた。
  • 試作した拡大読書器は市場から好評を得ることができた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社西澤電機計器製作所
所在地長野県 坂城町
業種業務用機械器具製造業
技術分野動力伝達
従業員数65人
資本金2,000万円
設立1960年

事業の背景

同社は電気計測器の製造販売を主力としてきたが、1990年代後半のバブル崩壊後に主力計測器の売上高が半減した。そのため2000年に医療・福祉機器分野をもう一本の柱にする方針を打ち出し、企業買収などで事業を広げてきた。現在の売上は計測器分野が55%、医療・福祉分野が45%である。拡大読書器の国内競合3社はいずれも輸入商社で、国内で生産しているのは同社だけだった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術従来の拡大読書器は視認性や操作性に課題があり、読書中に酔いや疲れが生じやすかったため、それを改善する必要があった。
  • 新製品・新技術高齢化に伴いロービジョン患者が増えており、患者の「見る」生活を快適にする製品を新たに開発する必要があった。

やったこと

製品化を見据えて、拡大読書器の一次試作器と二次試作器を完成させた。視認性と操作性を改善し、読書中の酔いや疲れを低減することを目指した。縦書き・横書きにスムーズに対応できる可動式テーブルを作り込み、使いやすいデザインを追求した。外部の一流の設計者やデザイナーと協働して開発を進めた。

新しい製品・サービス:ロービジョン患者向けの拡大読書器(視覚支援機器)

事業の効果

試作した拡大読書器は市場から好評を得ることができた。開発を進めた製品は2014年度のグッドデザイン賞を受賞し、外部から評価された。補助事業を通じて、医療・福祉機器分野で販路を持つ強みを活かした商品づくりの土台ができた。

今後の展望

今後は産学官連携を積極的に進めながら研究開発に力を入れ、医療・福祉機器分野で販路を持つ強みを活かした商品づくりを進める計画である。

事業者の声

補助金に採択されたことで背中を押していただきました。それがなかったら、このハードルの高い開発はできなかったと思います

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。