スポーツ自転車SUSプレテンションフレーム開発
三次元複雑形状の切削加工を行う5軸マシニング加工機を導入し、新機軸の高剛性ステンレス管を用いた自転車フレームの試作加工を実施した。
日本アイ・エス・ケイ株式会社
| 事業者名 | 日本アイ・エス・ケイ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 つくば市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 立体造形 |
| 従業員数 | 300人 |
| 資本金 | 10.908億円 |
日本アイ・エス・ケイのデンタル事業部は、歯科医療の診療ユニットや訪問診療用ユニットを扱っている。一般的な歯科医院では、治療を受けるまで虫歯になってから通う流れが主だったが、最近は痛くなる前に予防しようという動きに変わってきている。グループ会社に国内で唯一の歯科衛生士学校があり、患者・歯科医・衛生士へのリサーチを行った。
抱えていた課題
やったこと
3Dプリンタと3DCADを購入し、3DCADで設計して設計品質の向上、手戻り回数の削減、時間短縮、コスト削減を図った。設計図を3Dプリンタでミニチュアモデルとして具現化し、図面では分からない動きやフォルムを事前に確認した。治療器具を収納したカートテーブルは、患者が横になったときに扉を開き治療後に閉める構造とし、患者からは器具が見えないようにした。操作性の良いパネルスイッチで器具をワンタッチに近い形で出し入れでき、カートの扉は診療時に邪魔にならないようスライド式にした。チェアーには低反発シートを採用し、右側のアームレストを可動式にして乗り降りしやすくした。チェアーは回転でき、ケア処置、うがい、説明など目的に合わせて自然な体勢で診察を受けられる。天板には人工大理石を採用し、全体を濃いブラウン基調として高級感を出した。
新しい製品・サービス:予防診療ユニット「エリカ Model T」
完成したユニットは「エリカ Model T」として商品化され、すでに歯科医院で導入されている。導入した歯科医院からは満足の声が上がっており、治療を受けた患者がおしゃれをして次の通院に来たというエピソードもある。3DCADと3Dプリンタの導入により、設計から試作までの効率が飛躍的に上がり、他事業でも積極的な利用が見込まれる。
予防歯科ユニットの考え方を一般歯科用ユニットにも反映させ、歯科医院のイメージを変えていきたいとしている。高級感を求める人と治療重視の人に二極化していく時代に、両方を取り込めるかが大きなビジネスにつながると考えている。
いろいろな業種・業界で自社ブランドの商品を製造・販売しているが、共通するのは、お客様のニーズをいかに汲み取り、開発型の企業として、従来の商品で満足することなく、商品開発が最重要課題として、その繰り返しの努力が大切であると考えている
公式の事例集より(原文のまま)
三次元複雑形状の切削加工を行う5軸マシニング加工機を導入し、新機軸の高剛性ステンレス管を用いた自転車フレームの試作加工を実施した。
廃棄を考慮し、トウモロコシを原料とする植物由来生分解性のポリ乳酸を採用し、強度や耐熱性の異なる3種類を選定した。
金属加工設備を導入し、板シャント抵抗器の試作加工を内製化した。
効果:プレート状板シャントの試作日数 7日→1日