3次元曲面を取入れた鉛フリーメタルジグの試作開発
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
株式会社シナノ
成果生産性の向上(20%アップ)
| 事業者名 | 株式会社シナノ |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 佐久市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 41人 |
| 資本金 | 9,900万円 |
| 設立 | 1919年 |
株式会社シナノは、国内トップシェアを誇るスキーポールを主力としていた。1990年代前半のスキーブームの最盛期には年間約100万組を生産し、国内シェアは約3割であった。バブル崩壊後はスキーブームに陰りが出てスキーポールの生産量は14〜15万組程度まで落ち込み、受注不振にあえいでいた。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用し、単色塗装専用の塗装機を導入した。短いシャフトを組み合わせて折り込み可能なポールに対応し、従来は長いシャフトに印刷して最後にカットしていた工程を合理化した。インクジェットプリンターを導入して曲面印刷システムを確立し、スクリーン印刷では不可能だった高精細な写真画像や多色のデザインを商品化できる新たな生産システムを構築した。
新しい製品・サービス:自己修復型オーバーコート塗料を用いた塗装、シボ、マット調などの質感の高い商品
塗装機の導入により、これまで不可能だった自己修復型オーバーコート塗料やシボ、マット調などの質感の高い商品を提案できるようになった。塗装機の能力向上で段取時間が短縮し、塗料の人塗着効率も改善した。インクジェットプリンターによる曲面印刷システムでデザインの幅が広がり、生産性向上、不良率低減、リードタイム短縮、コスト低減など多様な効果が上がった。海外品や国内他社との差別化を達成し、収益の柱となる事業に育てたいとしている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
スキーポール製造から歩行補助杖やウォーキングポールへ展開したとあり、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の明確な位置付けは書かれていない。
高齢化やウォーキング人気に触れ、握りやすさや身体を支える技術という強みが示されているが、市場動向と強みの対比は具体的でない。
バブル崩壊でスキーポール生産量が14~15万組に落ち込んだ課題と、歩行補助杖への転換が書かれており、課題認識はあるが高付加価値化の数値計画は薄い。
生産性向上20%、不良率0.15%から0.05%、リードタイム1ヵ月から1日、コスト20~30%低減など具体的な目標・成果数値が示されている。
従業員数41人と記載があるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての記述は読み取れない。
小ロットで多色展開や写真画像の商品化が可能になり、デザイン性の高さや海外品との差別化が書かれており、選ばれる理由は読み取れる。
今後は収益の柱に育てたいとあるが、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
インクジェットによる曲面印刷は従来のスクリーン印刷では不可能だった写真画像の商品化で、高付加価値化・高価格化を図る内容と読み取れる。
高齢化対応やデザイン性による市場創出がうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
生産性20%向上、リードタイム1ヵ月から1日、コスト20~30%低減など、投資に対する効果が数値で示されている。
インクジェット活用による曲面印刷の新生産システムは示されるが、デジタル技術によるサプライチェーン全体への貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
長野県佐久市の企業で伝統工芸業者とのコラボレーションがあるが、地域特性を活かした雇用創出や成長牽引の記述は薄い。
プランドごとに戦略を立て、他の商品と組み合わせるなどトータルなプロデュースを行い、企業とのコラボレーションを進めることで、さらに面白い展開を図る。
当社の強みは、握りやすさを考え、強度を考え、身体を支えるポールの技術。そのノウハウを応用しました
公式の事例集より(原文のまま)
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
コラーゲンを栄養源として乳酸菌で発酵させ、新しい発酵代謝物を作ることを試みた。
効果:分子量2000〜800の割合 15%→30%
トラクターと規格化されたケーブルで接続するとシステムが自動的に連動するISOBUS規格に対応したポテトハーベスターを開発した。