回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社日本シールボンド
| 事業者名 | 株式会社日本シールボンド |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 松本市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 従業員数 | 39人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
1983年創業の同社は、電機・電子絶縁材料を中心とする工業用製品の製造・販売を手がけてきた。接着剤、テープ類、ゴム製品、チューブ、プラスチック製品などを扱い、工業用・医療用の幅広い素材・製品群を持つ。難接着素材であるシリコーンゴムの接着加工技術も開発している。
抱えていた課題
やったこと
自社で特許を保有する目盛り付き特殊潤滑コーティング針を大幅に改良し、白色高潤滑コーティングを施して目盛り付けを行い、注射針挿入時の痛みの低減と深さの安定性を目指した。同時に、従来の手づくりから量産化を図るため、中央工場で医療機器製造業許可を取得した。目盛り付けは当初インクジェットプリンターで試作したが成果が上がらず、CO2レーザーでマーキングをした後に行う方法に変更した。導入設備は、インクジェットプリンター、コーティングロボット、3次元測定機、レーザーマーカーである。
| その他 | インクジェットプリンター |
|---|---|
| ロボット | コーティングロボット |
| 検査測定 | 3次元測定機 |
| 加工機 | レーザーマーカー |
新しい製品・サービス:麻酔注射に用いる高機能医療用注射針(白色高潤滑コーティング・目盛り付き)
目盛り付けをインクジェットプリンターからCO2レーザーマーキングに変更したことで、飛散が改良され、インクの密着力が向上した。注射針は好評を得ており、インクの密着度向上により別の案件にも展開できる見込みが生まれた。中央工場では医療機器製造業許可を取得し、量産化の体制を整えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
電機・電子絶縁材料の製造販売から医療用製品へ展開し、中央工場を医療機器製造業許可工場として整えた経緯が読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
自社で特許を保有する目盛付き特殊潤滑コーティング針を改良し、痛みの低減と深さの安定性を目指す点は強みとして読めるが、市場動向の記載は薄い。
手作りのため量産化が必要という課題と、インクジェットからレーザーマーキングへの方式変更で課題に対応した経緯は読み取れる。
高付加価値の創出や賃上げの目標値は記載がなく、量産化による成果の数値も示されていない。
従業員39名、医療機器製造業許可取得、クリーンルーム完備など実施体制の一端は読めるが、人材や事務処理能力の具体は薄い。
痛みの大幅な低減と挿入深さの安定性という価値、好評を得ている点は読めるが、顧客ターゲットの定量的な裏付けは薄い。
試作の失敗を経てレーザーマーキングに変更し、飛散改良と密着力向上を達成した経緯は示されるが、今後のスケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
自社で特許を保有する既存の目盛付き特殊潤滑コーティング針を大幅に改良し、白色高潤滑コーティングを施した点から高付加価値化の取組が読み取れる。
医療用注射針の量産化による医療分野への貢献はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記載は見られない。
投入額や付加価値額の増加、生産性向上の数値が示されておらず、費用対効果は判断できない。
レーザーマーキングや3次元測定機の導入はうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの言及は薄い。
医療分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記載はない。
松本市の企業として南松本に新工場を建設する計画は読めるが、地域の経済成長への寄与は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
医療用ゴムの製造を主力とする新工場を南松本に建設し、3次元測定機などの集約化を進める予定である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。