価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
オーム電機株式会社
成果冷却能力 1倍(空冷比)→1.8倍(空冷比)
| 事業者名 | オーム電機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 148人 |
| 資本金 | 9,800万円 |
| 設立 | 1961年 |
オーム電機は配線用パーツが主要事業で、そのシェアは業界トップである。主力製品は盤用クーラー「クールキャビ」である。電子基板の小型化・集積化が進み、熱が狭い範囲に凝縮して冷えにくくなっており、空冷では対応が難しくなっていた。そのため冷却効果の高い水冷方式のチラーが主流になりつつあったが、水漏れや結露による電気トラブルのリスクを抱えていた。
抱えていた課題
やったこと
水冷より冷却効果の高い潜熱冷却方式の実用化を目指し、熱流体シミュレーションソフトで冷凍サイクルを設計した。発熱源に置いたプレート内で冷媒ガスが液体から気体に変わり、配管を上昇してラジエーターで冷やされて液体に戻る仕組みを作り、動力を使わず冷媒が循環する冷媒自然循環サイクルを完成させた。実証機ではラジエーターへのファンによる強制空冷やコンプレッサーによる強制冷却との組み合わせを試し、結露を発生させずに冷却効率を上げ消費電力を抑える条件を探った。その結果、冷却能力が空冷の1.8倍となり消費電力も削減できるハイブリッドクーラーが完成した。さらに、コンプレッサーのモーターを高精度に制御するため、静岡理工科大学と共同でエンコーダーを使わないセンサーレス・インバーターを開発し、コンプレッサーに搭載した。
新しい製品・サービス:ハイブリッドクーラー(潜熱冷却方式)
潜熱冷却方式のハイブリッドクーラーは冷却効率が高く、水漏れや結露を防いで安全性も高めた。冷却能力は従来の空冷の1.8倍となり、消費電力も削減できる。センサーレス・インバーターを搭載したコンプレッサーではトルク変換効率が従来品より向上し、省エネ効果が期待できる。被冷却物を一気に冷やせるため、冷却ラインの短縮にもつながる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
主力は配線用パーツで業界トップのシェアとあり、盤用クーラー「クールキャビ」など既存事業との関連は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
電子基板の集積度向上で冷えにくくなり、水冷は水漏れによる漏電や生産ライン停止のリスクがあるという外部環境と課題が具体的に書かれている。
空冷比1.8倍の冷却能力や、チラーの水漏れ・結露の問題を解決する実効的な技術開発の方向性が記載されている。事業計画としての数値目標は書かれていない。
冷却能力1.8倍やコンプレッサーのトルク変換効率が従来比で向上したとあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
静岡理工科大学との共同開発や開発部の宮田部長による研究経緯は書かれているが、補助事業の遂行体制の詳細は読み取れない。
電子基板を多く組み込んだ制御盤や電源機器、鋳造品、冷凍食品ライン、LED照明など顧客ターゲットと用途が具体的に示されている。
7年前からの研究や冷却効果テストを経て完成したという経緯はあるが、今後のスケジュールや課題解決の方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
潜熱冷却方式は大手電機メーカーも製品化しており一般的ではないが、同分野で高水準の冷却効率を示す技術と読み取れる。普及度の数値データは書かれていない。
省エネ効果として工場の電気料金を9%安くできる点や、冷凍食品ラインやLED照明への展開が書かれ、波及効果はうかがえるが国の補助の必要性は直接記載されていない。
消費電力の削減や電気料金9%安くなる効果が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果は書かれていない。
センサーレス・インバーターの共同開発など新技術の活用はあるが、地域やサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
冷凍食品の生産ラインやLED照明など成長分野への展開がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
公開されている事例からは読み取れません。
鋳造品や熱処理した部品の冷却、冷凍食品の生産ラインへの提案を進める方針である。また、冷媒自然循環サイクルをLED照明システムの冷却向けに開発し、電力消費を抑え漏電の心配がない照明の提供を目指す。
潜熱冷却方式は長年、研究を続けてきた技術
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。