ものづくり補助金平成26年度製造業山口県

三品市場に特化したデモ用ロボットシステム開発と事業化。

新立電機株式会社

この事例のポイント

  • 食品・医薬品・化粧品の仕分けや箱詰めなどの作業で労働力が不足しており、効率向上が求められている。
  • 食品・医薬品・化粧品(三品市場)の物品仕分け用パラレルリンクロボットのデモ機を構築し、設置した。
  • 従来の専用機と比べて約半額の価格で導入でき、仕分けスピードは1個/秒と高速化できたことを確認した。

事業者のプロフィール

事業者名新立電機株式会社
所在地山口県 下松市
業種電気機械器具製造業
従業員数39人
資本金2,400万円
設立1973年

事業の背景

当社は昭和48年の創業以来、生産現場の制御システムを手がけ、ロボット技術や IoT、センシング技術を取り入れたソリューションを提供してきた。少子高齢化により工場の生産現場は大きく変わろうとしている。食品・医薬品・化粧品の仕分けや箱詰めでは、低価格な汎用パラレルリンクロボットはあるものの知名度が低く、普及が進んでいない。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能食品・医薬品・化粧品の仕分けや箱詰めなどの作業で労働力が不足しており、効率向上が求められている。
  • コスト・採算軽量で精度とスピードが必要な作業には高額な専用機しかなく、従来の多関節ロボットは適していない。
  • 販路・情報発信汎用のパラレルリンクロボットは作業に適し低価格だが、知名度が低く普及が進んでいない。
  • 新製品・新技術取引先から形の不揃いな製品や変形しやすい製品などのロボット化の要望があるが、試験できる場所がなく、導入効果が見えなかった。

やったこと

食品・医薬品・化粧品(三品市場)の物品仕分け用パラレルリンクロボットのデモ機を構築し、設置した。対象物品に特化したロボットハンドと物品判別用カメラを組み合わせ、従来の専用装置より安価で高速な仕分けシステムを実現した。ユーザーの実ワークを使い、ピッキング・整列・箱詰め・パレタイズなどの工程をユーザー自身が確認できるようにした。これにより、導入提案からロボット選定、システム構築、メンテナンスまでをユーザーに近い場所で行える体制を整えた。

  • ロボットパラレルリンクロボット
  • その他ロボットハンド対象物品に特化したもの
  • 検査測定判別カメラ
  • その他供給コンベア1・2、ロボットコンベア、排出コンベアコンベア制御盤
  • ソフト評価システム

新しい製品・サービス:三品市場向けの物品仕分け用パラレルリンクロボットシステム(デモ機)

事業の効果

従来の専用機と比べて約半額の価格で導入でき、仕分けスピードは1個/秒と高速化できたことを確認した。ロボットハンドを対象ワークごとに替えるだけで、システムを変えずに飲料用パウチ、加工食品、菓子、果物、薄膜シートなどにも対応できる。人が扱いにくい3K作業を代替し、人の作業を補助したり負担の大きい作業を置き換えたりして、作業負担の軽減と効率向上を提案できるようになった。

今後の展望

中小企業の三品市場向けロボットシステムで、実ワークによるテストを通じて具体的な提案ができる企業として展開する。故障時の迅速な修理対応など、メンテナンスでも小回りの利く強みを活かす。今回の取り組みを当社のFA事業の柱として確立し、新たなロボットシステム市場の獲得と拡販につなげる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。