熱風装置付加キュポラ溶解による高強度鋳鉄の生産プロセス強化
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
株式会社ミズノテック
成果絞り加工の工程数 3工程→1工程
| 事業者名 | 株式会社ミズノテック |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 静岡市 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1963年 |
ミズノテックは照明器、エンジン、ナンバープレート向けなど自動車関連部品を主力に手がけている。リーマン・ショックの直撃を受け、リーマン・ショック前に10億円近くあった売上高は半分以下にまで落ち込み、苦しい経営環境が続いた。
抱えていた課題
やったこと
ものづくり補助金を活用し、加圧能力110トンのサーボプレス機を導入した。サーボプレス機はサーボモーターで駆動し、速度、位置、加圧力を任意に設定できるため、加工の自由度が高く、高精度化や加工時間の短縮が可能である。主力の藤枝工場にある5台構成の自動プレスラインの先頭工程に設置した。導入後は、旧プレス機では切断できなかった厚い板材を加工できるようになり、従来3工程必要だった絞り加工が1工程で済むようになった。
サーボプレス機を保有していることを知った顧客から相談や試作依頼が増え、新たな受注を獲得できた。厚い板材の加工や絞り加工の工程短縮が可能になり、省人化や金型の長寿命化にもつながった。リーマン・ショックから順調に立ち直り、売上高は約6億円まで回復した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
プレス技術で照明器などの部品を手がけ、サーボプレス機の導入は既存のプレス事業の延長にあると読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
サーボプレス機導入後に顧客から相談や試作依頼が増え新たな受注を得たとあり、長年のプレス技術による信頼が強みとして示されている。
リーマン・ショック後の売上半減という課題に対し、新たな加工依頼への対応を進めたことは読めるが、高付加価値化の数値目標などは書かれていない。
売上高が約6億円まで回復したとあるが、付加価値額や賃上げの目標値、その実現可能性は書かれていない。
社員が力を合わせて新たな加工依頼に取り組んでいるとあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的な記述はない。
サーボプレス機による高精度化や工程削減の効果、顧客からの試作依頼の増加が示され、選ばれる理由の一端がうかがえる。
電子基板を溶着したサブアセンブリ納入の依頼に対し専用機導入が必要とあるが、スケジュールや課題解決方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
サーボプレス機は平成12年ごろから普及が進んだとあり、一般的な普及段階として新市場性は強くうかがえない。
公開されている事例からは読み取れません。
1工程で済むようになった絞り加工や金型の長寿命化など効果は示されるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は書かれていない。
電子基板の溶着によるサブアセンブリ納入という新しい取り組みがうかがえるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明記されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
静岡県の企業であることは示されるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する内容までは読み取れない。
今後も補助金など支援制度を活用して設備導入を行い、積極的に新分野に挑戦して新たな受注獲得につなげたいとしている。
投資しなければチャンスはつかめず、前進はない
公式の事例集より(原文のまま)
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%