回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社上和電機
成果材料セット量 2t→16t
| 事業者名 | 株式会社上和電機 |
|---|---|
| 所在地 | 山形県 高畠町 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境 |
| 従業員数 | 78人 |
| 資本金 | 2,700万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社は配電盤、制御盤、分電盤等の電気設備を設備ごとに受注製造しており、設計から製作開始までのリードタイム短縮と、自動搬送装置による無人化運転(時間外作業)を実現していた。事業の前年にNCタレットパンチプレスと自動搬送装置を導入し、NC加工プログラミングを自動化していた。一方、東京オリンピック・パラリンピック事業を中心に、復興事業や再開発事業等の建築関連事業が拡大し、1,000億円以上の市場になると予測されていた。
抱えていた課題
やったこと
NC加工前の材料棚をセルローダーストッカ(自動材料棚)にして材料段取りを自動化し、加工順序の変更を可能にした。セルローダーストッカは材料を2t×8段(16t)まで収納でき、24時間の連続運転が可能になった。曲げ加工では従来のベンダーをハイブリッドベンディングマシン(高速・高精度ベンダー)に置き換え、データを一元化して自動プログラミングにより誰でも曲げ加工ができるようにした。付属装置も設置し、1人でも効率よく安全に曲げ加工ができるようにした。さらにIoTを活用した高度生産システムを構築し、工程の可視化とスケジュール管理を実現した。
| その他 | セルローダーストッカ(自動材料棚) |
|---|---|
| 加工機 | ハイブリッドベンディングマシン(高速・高精度ベンダー) |
材料パレットへのセット作業がなくなり、材料投入の時間が短縮され、加工順序も容易に変更できるようになった。自動プログラミングにより誰でも曲げ加工ができ、付属装置とあわせて1人でも安全に効率よく曲げ加工ができるようになった。IoTを活用した高度生産システムにより作業工数が削減され、スケジュール管理と工程の可視化が実現した。これらにより定時に業務を完了でき、短時間労働による働き方改革を実現した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
前年にNCタレットパンチプレスと自動搬送装置を導入した経緯があり、その延長として曲げ工程を改善しており、過去の取組との一貫性が読み取れる。
販路拡大の武器にする記述や、建設・電機設備工事業者をターゲットとする想定はあるが、競争優位の根拠となる市場データや強み分析は示されていない。
曲げ加工のボトルネック、3人作業や天井クレーン使用による工数と危険性という課題が具体的に示され、材料棚やベンダー導入で解決する計画になっている。
ストッカで連続運転3時間から24時間へ、材料投入2tから16tへといった数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されていない。
従業員78名の会社で一括管理システムや一気通貫生産システムを運用している記述はあるが、補助事業を遂行する人材や事務体制の詳細は書かれていない。
短納期化と突発的な引き合いへの対応が強みとして示されるが、顧客ニーズの裏付けや選ばれる理由の定量的整理は薄い。
導入後の成果は述べられるが、スケジュールや中長期の課題検証、遂行方法の詳細は公開事例からは読み取りにくい。
公開されている事例からは読み取れません。
大型・中堅規模の製品OEMや大規模・中堅メーカーにはないシステムと記述されるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す数値はない。
建築関連の市場が1,000億以上に拡大するという予測や、東京オリンピック・パラリンピック等の需要に触れており、波及効果の一端がうかがえる。
短時間労働の実現や作業工数削減は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は示されていない。
IoTで情報を一元化し自動プログラミングで高度生産システムを構築した点は、デジタル活用によるものづくりの改善として読み取れる。
公開されている事例からは読み取れません。
山形県高畠町に立地する企業であることは示されるが、地域の特性を活かして雇用や地域経済を牽引する記述は限られる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
生産プロセスの改善により短期製作の強みを充実させ、突発的な引き合いにも対応できるようになったため、販路拡大の武器になると見込んでいる。販路拡大のターゲットは建設業者および電機設備工事業者を想定している。大規模・中堅メーカーの製品のOEMにも積極的に取り組み、板金を外注している大型・中堅規模の市場に対応していく計画である。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
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