多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社エコー
| 事業者名 | 株式会社エコー |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 焼津市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1984年 |
エコーは食品や自動車業界向けの各種機械装置メーカーで、カタログ品ではなく一品一様の製品を設計から施工まで一貫して手がけ、国内外に顧客を持つ。創業から約30年、食品業界では食品に混入する異物を取り除きたいという要望が多く、風力選別機や連続回転型磁力式異物選別装置などを開発して応えてきた。近年は海外から輸入されたハーブ、茶葉、香辛料などの原料や海産物に、ビニールやプラスチック片、紙片、髪の毛などが混入するケースが目立っている。
抱えていた課題
やったこと
補助金を活用し、異物を効率よく除去する静電選別装置の試作機を開発した。異物が混入した原料をホッパーに投入して均一に広げ、負の高電圧を発して帯電させ、回転する帯電ロールの表面に原料と異物を付着させる。原料は静電気力が抜けて重力で製品ボックスに落ち、静電気力が抜けにくい異物は吸引ノズルなどで除去する仕組みである。帯電ロールは上下二段とし、除去の確実性を高めるために装置内部に独自の設計を施した。各食品工場でテストを繰り返してデータを収集し、生産地によって異なるハーブの帯電率に合わせて調整し、納得のいくものを開発した。開発には専任者を置いて集中的に取り組んだ。
新しい製品・サービス:異物を効率よく除去できる静電選別装置
補助金により資金面で助けられたことに加え、開発のスピードが上がり、製品化に向けて一気に進んだ。補助金の期限があったため、装置開発を決められた時期までに終える体制を組めた。補助金がなければ、受注済みの他の案件を優先し、開発がおろそかになっていたかもしれないと振り返っている。
時期は未定だが、処理能力や歩留まりをさらに向上させたうえで製品化する計画である。異物除去は装置単体では完結せず、現場に合わせて装置を組み合わせて段階的に除去する提案を進める考えである。
開発のスピードが上がり、製品化に向けて一気に進んだことは、意外な成果だった
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
医療用人工股関節のボールとライナーに使うコバルトクロムモリブデン合金(コバリオン)の丸棒から球状に加工した。
効果:真球度(ボール) 70μm→5.1μm