新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社アイテック
| 事業者名 | 株式会社アイテック |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府 堺市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 材料製造プロセス |
| 従業員数 | 12人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
同社はもともとガラス溶解炉を扱っていたが、テレビがブラウン管から液晶などに変わったことで事業の転換が求められた。そこで培ってきた高温高圧技術を生かし、超臨界CO2や超臨界水の装置・設備に活路を見いだした。主力製品は超臨界CO2抽出装置、超臨界水処理装置、微細ドライアイスブラスト洗浄装置、多層グラフェン、ナノジルコニアなどで、主な取引先は化学・電機・食品・材料メーカー、大学、研究機関などである。
抱えていた課題
やったこと
エレクトロニクス分野で需要が増える薄片状黒鉛(多層グラフェン)の生産工程を確立するため、多層グラフェン膨化解砕装置を試作開発した。グラフェン層間に分子を挿入して剥離する方法を採用し、膨化解砕によって低密度の原料でも効率よく処理できるようにした。製品は商標「iGurafen」として提供し、各社で評価を受けた。
新しい製品・サービス:多層グラフェン「iGurafen」
多層グラフェンを低密度の状態でも扱えるプロセスを確立し、効率よく良好な品質で生産できるようになった。製品は樹脂などに熱や電気伝導性を付与する用途で各社に提供され、その伝導性について高い評価を得ている。生産工程の安定化により、取り扱いの難しさという課題が解消された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
高温高圧技術を基に超臨界設備や多層グラフェンへ転換した経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
ガラス溶解炉からの転換を経て、超臨界CO2装置やナノ材料で引き合いが多いと書かれ、強みを活かした競争優位性が読み取れる。
ブラウン管から液晶への市場変化という課題認識はあるが、事業計画や成長目標は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員12名、エンジニアリング能力を重視する体制が示されるが、補助事業の遂行体制は具体的に書かれていない。
iGrafenは伝導性に高い評価を得ており、エレクトロニクス分野の熱や電気伝導性ニーズという対象が明確に書かれている。
ナノ材料の応用製品開発やサービス展開は書かれるが、スケジュールや課題解決方法は記載がない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
多層グラフェンは扱いにくい材料で、低密度処理の独自プロセスにより高品質生産を確立したと書かれている。
エレクトロニクス分野の樹脂機能性ニーズに触れるが、経済波及や雇用創出への言及はない。
高効率で良好な品質を確保したと書かれるが、補助金額や付加価値増加などの費用対効果の数値は示されていない。
超臨界CO2の脱溶剤・環境負荷低減への寄与が書かれ、環境面の貢献がうかがえるが、サプライチェーンへの言及は薄い。
多層グラフェンやナノ材料といった新分野への展開が書かれ、構造転換との関連がうかがえる。
堺市を拠点とする企業として記載はあるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は乏しい。
「マニュファクチャリングを追求するのではなく、研究開発の領域でサービスを付加し、技術供与や連携することが企業としての生き残り策になる」
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
千葉市稲毛区の会社近くの自社用地400坪を購入し、2015年4月に50kW連系を行った。
自動機の開発により24時間完全無人化を実現し、休日も含めた連続稼働を可能にした。