多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社大村屋酒造場
成果処理能力 400本/時間→1,000本/時間
| 事業者名 | 株式会社大村屋酒造場 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 島田市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 資本金 | 1.2億円 |
| 設立 | 1955年 |
静岡・島田宿で天保3年(1832年)に創業した造り酒屋で、約40年前に「鬼ころし」を復活させ、「おんな泣かせ」など数々のオリジナル商品を世に出してきた。純米大吟醸酒など高品質な特定名称の清酒のみを製造し、日本名門酒会に加入して国内外へ販路を拡大していた。
抱えていた課題
やったこと
搾り工程が終わった日本酒を一定の温度に温め、その後冷却する火入れ工程に新たな製造手法を導入した。ボトルクーラーを導入し、殺菌のため熱をかけて容器に詰めた後、ビン詰ライン上で3段階の温度の水をビンに浴びせて短時間で熱を冷ます仕組みとした。小さい容量の瓶で火入れを行うことで急速に品温を下げ、理想的な熱処理を可能にした。
| 加工機 | ボトルクーラー |
|---|
ボトルクーラーの導入により日本酒製造の高度化を図り、処理能力、使用水量、省人力化の各面で大きな削減効果を得た。冷却効果が上がって溶存酸素量が低下し、過熟抑制にもつながった。高品質な日本酒を大量生産できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来の酒造事業と高品質路線の延長にある取組とうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
海外の有名料理店で扱われ、日本酒の消費拡大を背景にした販路拡大が書かれ、外部環境との関係は読み取れる。
火入れ工程の温度管理による香味劣化の課題が示され、処理能力2.5倍、使用水量82%減など具体的な効果が書かれている。
処理能力400本から1000本/時、使用水量12,000Lから2,160Lへの減少など、具体的な数値目標と実績が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
高品質な日本酒として香味劣化を防ぐ点や海外での取扱いが書かれるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
導入後の体制や中長期の遂行計画、スケジュールはわずかにうかがえる程度で明確ではない。
公開されている事例からは読み取れません。
日本酒の中でも純米大吟醸など高品質カテゴリのみを製造し、高水準の高付加価値化を図る点が具体的に書かれている。
和食のユネスコ無形文化遺産登録や国家戦略による輸出促進に触れ、国が支援する背景はあるが波及効果の記述は薄い。
処理能力2.5倍、水使用量82%減、3人体制から1人への省人化など、投資に対する効果が数字で示されている。
地域の伏流水や静岡酵母を活かす点はうかがえるが、デジタル技術や新ビジネスモデルへの言及はほぼない。
日本酒の海外需要拡大に触れるが、経済構造転換への言及は限定的でわずかにうかがえる程度。
南アルプス由来の大井川伏流水や静岡酵母・誉富士を用いた地域の特性を活かす取組が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
海外でも日本食と同様に、日本と同質の本来の日本酒の味を届けていきたいと考えている。
日本酒を世界酒にしていきたい
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。