ものづくり補助金平成24年度静岡県

生産能力拡大・6次産業化に向けた農産物加工所新設プロジェクト

合資会社ベアードブルーイング

この事例のポイント

  • 外部機関の工業技術センターを利用して酵母を培養しており、さらに培養した酵母を貯留・管理することができなかった。
  • 平成26年春に農園型ブルワリー「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」を建設し、大容量の発酵タンク(6キロリットル4台、12キロリットル数台)を設置した。
  • 酵母を自社で培養・貯留・管理できるようになり、ストレスの少ない元気な酵母を保存して生産性と品質の向上が見込まれる。

事業者のプロフィール

事業者名合資会社ベアードブルーイング
所在地静岡県 伊豆市
業種食料品製造業
技術分野金型
従業員数38人
設立2000年

事業の背景

平成12年に沼津港近くで設立され、当初は60リットルの醸造設備で「日本で一番小さな醸造所」と呼ばれた。平成15年には350リットルの設備を導入し、ラベルデザインを刷新して拡販を図った。平成18年には中古の醸造設備を購入して増産を進め、平成20年代に入ってからアメリカをはじめカナダ、オーストラリアなどへ輸出を広げた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力外部機関の工業技術センターを利用して酵母を培養しており、さらに培養した酵母を貯留・管理することができなかった。
  • 品質・精度ブルワリー内で酵母を管理できないと、酵母の状態が生産性や品質に影響する。
  • コスト・採算酵母培養システムなどの設備投資の資金繰りに悩んでいた。

やったこと

平成26年春に農園型ブルワリー「ベアード・ブルワリーガーデン修善寺」を建設し、大容量の発酵タンク(6キロリットル4台、12キロリットル数台)を設置した。ものづくり補助金を活用し、ドイツの醸造設備メーカーHOLECの酵母培養システム、貯蔵タンク、コントロールステーションを導入した。3台の酵母培養タンクにそれぞれ異なる酵母を貯留し、新しいレシピの開発・試作に取り組んだ。

  • その他酵母培養システム貯蔵タンクコントロールステーション

新しい製品・サービス:わびさびジャパンペールエール

事業の効果

酵母を自社で培養・貯留・管理できるようになり、ストレスの少ない元気な酵母を保存して生産性と品質の向上が見込まれる。生産能力は以前に比べ60倍、年間2000キロリットルとなった。貯留した異なる酵母を使い、新しいレシピの開発・試作が可能になった。静岡県産のお茶とわさびを使った「わびさびジャパンペールエール」を開発し、定番商品として生産を始めた。

今後の展望

  • 目標:年間2000キロリットルの生産が可能となった
  • 目標:生産量 1倍→60倍

事業者の声

ワインや日本酒が、地域性やシャトー酒蔵などで語られるように、クラフトビールもそうなって、文化として定着することを願う

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。