ものづくり補助金平成24年度愛知県

新たな動力伝達部品製造のためのインライン型装置導入による生産プロセスの強化

協和工業株式会社

成果合計7台あるプレス機のラインに順次導入し、ワーク供給の自動化を拡充する

この事例のポイント

  • カップ形状のジョイントは、温水や潤滑剤がカップ内に残りやすく、手動で向きをそろえて潤滑剤を塗布しており、作業効率が良くなかった。
  • カップ形状のワークに対応する潤滑剤塗布装置と、画像処理を用いたロボットが潤滑剤塗布後のワークをプレス機に搬送するピッキング装置の合計2台を開発した。
  • 合計7台あるプレス機のラインに順次導入し、ワーク供給の自動化を拡充する。2台を連結すればワークの潤滑剤塗布からプレス機への供給までを自動化でき、生産効率が大幅に高まる。

事業者のプロフィール

事業者名協和工業株式会社
所在地愛知県 大府市
業種自動車
技術分野金型
従業員数150人
資本金1,200万円
設立1953年

事業の背景

協和工業はユニバーサルジョイントの専門メーカーで、自動車の電動パワーステアリング(EPS)システムに搭載されるジョイントで実績があり、農業機械向けなどでも大きなシェアを占める。昭和52年に冷間鍛造によるジョイントの量産技術を国内で初めて確立した。平成25年にはステアリングジョイントと樹脂コーティングしたシャフトを組み合わせた「オールフリースライドシャフト」の量産を始めた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力カップ形状のジョイントは、温水や潤滑剤がカップ内に残りやすく、手動で向きをそろえて潤滑剤を塗布しており、作業効率が良くなかった。

やったこと

カップ形状のワークに対応する潤滑剤塗布装置と、画像処理を用いたロボットが潤滑剤塗布後のワークをプレス機に搬送するピッキング装置の合計2台を開発した。潤滑剤塗布装置はワークを1個ずつ送り、処理時にカップ面が下向きになる仕様とし、カップ内に余分な潤滑剤が残らないようにした。自社製品「フロージット」を改良し、常時の廃水処理をなくしてコンパクト化した。ピッキング装置はカメラ画像による精度調整を行い、照明位置の変更などで試行錯誤した。潤滑剤の付着状況は名古屋市工業研究所で光X線分析や切断による内部組織の調査で検証し、両装置の量産性も確認して良好な判定を得た。

新しい製品・サービス:カップ形状のジョイント向けの潤滑剤塗布装置と搬送用ピッキング装置

事業の効果

  • 合計7台あるプレス機のラインに順次導入し、ワーク供給の自動化を拡充する

2台を連結すればワークの潤滑剤塗布からプレス機への供給までを自動化でき、生産効率が大幅に高まる。カップ形状のジョイントは平成27年度に量産が始まった。潤滑剤塗布装置は他のワークにも対応し外販も見込め、搬送用ピッキング装置は社内で設置台数を増やして横展開する構想である。大きな波及効果が期待できる。

今後の展望

両装置の連結タイミングを見極めつつ、潤滑剤塗布装置の外販とピッキング装置の横展開を進める。

事業者の声

試作段階では (カップ形状のワークを) 複数個方向をそろえて並べ、手動で潤滑剤を塗布していた

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。