多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
有限会社五ツ橋製菓
| 事業者名 | 有限会社五ツ橋製菓 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県 名古屋市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 冷凍空調 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1953年 |
有限会社五ツ橋製菓はゼリー、ようかんの製造・販売などを行い、特に添加物を使用しない賞味期限の短い生ういろうの「わらび外郎」が看板商品である。静岡県産の三ケ日みかんゼリーを受託製造し、静岡県のフルーツショップへ少量卸している。
抱えていた課題
やったこと
生産効率の向上と廃棄ロス削減のため、「平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金」を活用し、菱豊フリーズシステムズ製の瞬間冷凍ができる冷凍機「プロトン冷結機」を購入した。この機械はマイナス30度Cまで製品温度を瞬間的に下げるもので、製品に含まれる水の分子を均一に整列させて冷結できることが特徴である。マイナス30度Cまで下げた後は通常の冷凍機にストックし、必要な時に解凍する。製造直後に瞬間冷凍・ストックし、必要な分だけ解凍して販売することで廃棄ロスがなくなった。
| 加工機 | プロトン冷結機(菱豊フリーズシステムズ製) |
|---|
新しい製品・サービス:生ういろうの限定商品、三ケ日みかんゼリー、冷凍後に販売する「UICO(ういこ)」などの新製品。ういこは米粉が主原料で牛乳や生クリームを加えた今までのういろうとは違う商品である。
瞬間冷凍によって作りたてと遜色ない品質で製品を保存・販売できるようになり、廃棄ロスがなくなって効率良く製品を製造・販売できるようになった。冷凍後も品質を保てるため、多品種少量生産がしやすくなり、製品のバリエーションが増えた。日持ちの短い商品でも付加価値の高い商品を開発しやすくなった。
今後は冷凍機を使った新製品の開発を目指し、冷凍庫の使い方も模索していく。中長期的には物理的距離の離れた遠方エリアでの販売も視野に入れるが、まずは五ツ橋製菓のブランド力向上を第一に考え、店舗などでしか買えない付加価値の高い商品開発を進める。
瞬間冷凍することで、食感・味などに関して作りたてと遜色ない製品が製造可能となり、製品のバリエーションが増え、お客さまも商品を選ぶ楽しみが増えたと感じている
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%