ものづくり補助金平成24年度愛知県

航空宇宙エンジン部品の高精度切削技術の試作開発と短納期化

大山エンジニアリング株式会社

成果航空機向けの仕事の割合 30%→60%

この事例のポイント

  • 航空機部品の受注が増えたが、既存の設備だけでは対応しきれなくなっていた。
  • ものづくり補助金を活用し、ヤマザキマザックの5軸マシニングセンター(MC)を導入した。
  • 航空機向けの仕事の割合 30%→60%。5軸MCの導入により加工能力が大幅に向上し、増えた引き合いに対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名大山エンジニアリング株式会社
所在地愛知県 名古屋市
業種はん用機械器具製造業
技術分野切削加工
従業員数1人
資本金200万円
設立2009年

事業の背景

大山エンジニアリングは平成21年8月に、リーマン・ショックの影響が色濃く残る中で設立された。代表の大山隆社長は、もともと自動車のシート部品メーカーで生産に携わっていた。設立当初の受注は自動車向けが約70%、航空機向けが約30%で、その後は航空機向けの引き合いが次第に増えていった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力航空機部品の受注が増えたが、既存の設備だけでは対応しきれなくなっていた。
  • コスト・採算新規設備の導入が欠かせないが、会社を設立したばかりで資金に余裕がなかった。
  • 品質・精度航空機部品は複雑化・高精度化が進み、高精度の切削加工と短納期化が求められていた。

やったこと

ものづくり補助金を活用し、ヤマザキマザックの5軸マシニングセンター(MC)を導入した。既設の3軸MCが同社製であったことから、なじみのあるこのメーカーの機械を選んだ。導入した5軸MCは誰でも扱いやすい構造で、段取り替えが素早く行えるため、部品完成までの時間が大幅に短縮された。導入後は5軸MCで試作した部品を銀行主催のビジネスマッチングの場でPRし、新規受注も獲得した。

  • 加工機ヤマザキマザックの5軸マシニングセンター

事業の効果

  • 航空機向けの仕事の割合 30%→60%

5軸MCの導入により加工能力が大幅に向上し、増えた引き合いに対応できるようになった。段取り替えが素早くなったことで、部品完成までの時間が大きく短縮された。5軸MCで試作した部品をビジネスマッチングでPRし、新規受注も得られた。航空機向けの仕事の割合は約30%から約60%に倍増した。

今後の展望

今後は社員を雇用し、自前の工場も建設するなど会社規模を徐々に大きくしたい考えである。難削材を用いて0.05ミリメートルの薄板に挑戦し、医療機器など新たな分野での受注獲得を目指している。

事業者の声

自社ブランドを持ち、「愛知県の切肌加工といえば大山エンジニアリング」と評価されるようになりたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

三重県平成24年度

海水ナノアイス製氷機の開発

従来100mレベルの実験機で三重県度会郡大紀町錦漁港の実証試験を行い、課題を整理したうえで試作機を設計・製作した。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。