多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
中山水熱工業株式会社
成果ハードウェア原価は10万円で可能となった
| 事業者名 | 中山水熱工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 鈴鹿市 |
| 業種 | 建設業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 18人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
主要自動車メーカーを中心に、工作機械の状態監視保全のニーズが多かった。異常診断アルゴリズムの有効性は実験で確認していた。しかし大量データを人手で閾値設定する操作が障害となり、ユーザー評価がボトルネックとなって現場では使えなかった。
抱えていた課題
やったこと
工作機械の異常を自動で判定する診断装置を試作した。1,000回の測定データのうち異常ケースを除いて正常波形の集合を作り、標準偏差を用いて上限・下限の閾値を自動生成する方式とした。ハードウェアは入出力ボードのゼロ点調節やBeagle Bone Blackの寸法調整を行い、ソフトウェアはOS割り込みやSerial Peripheral Interfaceによるデータ取得の問題を解決した。スカラーロボットでの機能検証と名古屋工業大学での測定実験を行い、試作品を完成させた。その後、現場要望を取り入れて波形解析装置「conandesse(こなんでっせ)」を製品化した。
| その他 | 異常診断装置(波形解析装置 conandesse) |
|---|---|
| 検査測定 | スカラーロボット |
| ソフト | 診断用ソフトウェア |
新しい製品・サービス:標準偏差を用いて閾値を自動設定し、良否判定を行う異常診断装置(波形解析装置 conandesse)
標準偏差を使い閾値を自動設定できる、市場にない機能を持つ診断装置を試作し、運用試験で成果を得た。製造原価は目標の30万円程度を実現し、市場販売価格50万円での製品開発を進められた。ユーザーからは使いやすさや見やすさが高く評価されている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の工作機械状態監視ニーズや閾値手動設定の課題が示され、異常診断装置の開発に取り組む流れは読み取れるが、過去の取組との一貫性は詳しく書かれていない。
主要自動車メーカー中心の状態監視保全ニーズと、閾値手動設定がボトルネックという課題認識から、自動閾値設定で差別化する優位性が具体的に読み取れる。
手動閾値設定が現場で使われない課題を認識し、標準偏差による自動良否判定で解決する計画が示されている。
製造原価30万円程度、市場販売価格50万円、ハードウェア原価10万円など数値目標が示され、達成したと記載されている。
ソフトロックスや名古屋工業大学への依頼はあるが、社内の人材や事務処理体制についての記述は限定的。
ユーザー評価や自動車産業向けの既存取引、食品・鉄鋼分野への展開など顧客ターゲットと選ばれる理由が整理されている。
試作後に現場要望を取り入れて改良し製品化したという流れは書かれているが、中長期の検証やスケジュールは具体的に示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
市場にない正常判定機能を持つ診断装置と書かれ、既存製品にない高付加価値機能で差別化している点が読み取れる。
生産設備の状態監視保全という産業上の意義はうかがえるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
製造原価や販売価格の目標は示されているが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
自動閾値設定による異常診断というデジタル技術活用は読み取れるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
三重県鈴鹿市の企業である点はうかがえるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
既存取引の自動車産業向け分野に加え、食品や鉄鋼関連分野の機械ユーザーへの新市場や海外市場への事業拡大を目指す。技術の高度化を図りながら市場調査や展示会出展を続け、少なくとも2分野への市場進出と海外販売に取り組む。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分
ネットワークを介して各五軸マシニングセンターに加工指示できるLAN環境を構築した。