ものづくり補助金平成24年度三重県

改良型生体インピーダンス測定器と応用システム商品の開発

株式会社アイシス

成果開発品の本体は従来比5割減。

この事例のポイント

  • 既存の生体電気インピーダンス測定器を改良し、商品化をめざす必要があった。
  • 部位別の生体電気インピーダンス測定器を改良し、動作電流可変・多周波数・高速サンプリング測定に対応したシステムを設計した。
  • 開発品の本体は従来比5割減。筋肉量以外の生体情報も測定できるシステムとなり、測定の応用範囲が広がった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アイシス
所在地三重県 伊賀市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野動力伝達
従業員数3人
資本金1,000万円

事業の背景

当社は「環境」「健康」をテーマに、システム・製品をワンストップで企画・製作している。生体電気インピーダンス測定器は、体内に微弱な電流を流して体組成を分析する機器で、MRIと比べて相関が非常に大きい一方、機器のコストが大幅に安いという特徴があり、医療現場だけでなく民間企業や一般家庭にも広がってきている。医療機器の世界市場は拡大傾向にあり、国内でも「健康・医療・介護」は成長戦略のひとつとされている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術既存の生体電気インピーダンス測定器を改良し、商品化をめざす必要があった。
  • 生産能力従来のシステムでは筋肉量以外の生体情報を解析できず、情報量を増やす必要があった。
  • 人手・技能測定データの蓄積・活用体制が十分でなく、ユーザーへ精度の高い結果を還元する仕組みが不足していた。

やったこと

部位別の生体電気インピーダンス測定器を改良し、動作電流可変・多周波数・高速サンプリング測定に対応したシステムを設計した。多層プリント基板を独自設計し、小型リフロー炉で基板を実装した。高速CPUを採用しC言語でソフトウェアを設計し、外部専門家の知見を活用して測定プロセスが最も合理的となるアルゴリズムを開発・搭載した。測定結果から推奨されるトレーニング法をアドバイスするソフトウェアを設計し、外部サーバーやスマートフォンと通信できるシステムを開発した。外部試験機関で恒温槽やEMC測定器を用いて外部環境への影響を調査した。

新しい製品・サービス:改良型生体電気インピーダンス測定器と応用システム商品

事業の効果

  • 開発品の本体は従来比5割減。
  • 従来品よりも50%小型化・軽量化した。

筋肉量以外の生体情報も測定できるシステムとなり、測定の応用範囲が広がった。測定精度と測定スピードが向上し、表示できるグラフの種類が増えて画面表示も改善した。従来品より小型・軽量化し、使いやすく測定精度の高い製品に生まれ変わった。

今後の展望

導入先を増やしユーザー増加を目指す。サンプルデータの充実を測定精度の改善に活用し、ユーザー増加につなげる循環の構築を目指す。今後はデータをアフターサービスや新製品開発のノウハウにも活用し、トータルパッケージでの顧客要望に応える事業展開を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。