ものづくり補助金平成28年度製造業埼玉県

外観検査機の導入による大型プリント基板検査のコスト削減の構築

株式会社清野電子

成果検査時間 60分→25分

この事例のポイント

  • 従来の基板検査は人の目による目視で対応していたが、検査時間や不良流出などで限界があった。
  • 最新の基板外観検査装置を導入し、基板の実装ミスを検出する仕組みを構築した。
  • 検査時間 60分→25分。検査時間は目視の場合に比べて大幅に短縮された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社清野電子
所在地埼玉県 川越市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野接合・実装
従業員数38人
資本金1,000万円
設立1977年

事業の背景

清野電子は電源機器や制御機器の開発、電子プリント基板の設計・製作などを手掛けている。川越市内の三つの工場で生産を分担し、顧客ニーズに対応している。同社は高品質、短納期、低価格で製品を提供することに注力している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度従来の基板検査は人の目による目視で対応していたが、検査時間や不良流出などで限界があった。
  • コスト・採算基板検査のコストを削減する仕組みが必要だった。

やったこと

最新の基板外観検査装置を導入し、基板の実装ミスを検出する仕組みを構築した。装置は機械上部にカメラを備え、高さのある基板にも対応できる。不良と判定された部分は管理コンピュータの画面に赤く表示され、判定理由と良くない箇所の詳細も確認できる。検査に当たる人員も従来より少人数で対応できるようになった。

検査測定基板外観検査装置

事業の効果

  • 検査時間 60分→25分

検査時間は目視の場合に比べて大幅に短縮された。再検査の時間を含めても検査時間は短くなり、高効率の検査が可能になった。不良もなくなったという。労務コストも削減でき、高品質で低コストの基板製作が可能になった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    1977年設立で川越市に3工場を持ち、高品質・短納期・低価格の提供に注力してきたことが記載されており、事業の方向性は一貫して読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    高品質・短納期・低価格を強みとしていることは書かれているが、市場動向や競合との比較の記述はなく、優位性の根拠は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    目視検査では検査時間や不良流失に限界があったという課題が明記され、検査装置導入でその解決を図っており、課題と対策が対応している。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    検査時間の短縮や不良ゼロは示されるが、付加価値額や賃上げに関する目標値は記載されておらず、わずかにうかがえる程度。

  • 事業を進める体制3

    検査は少ない人数で対応可能とあり、3工場での分業体制も示されているが、事務処理能力や補助事業の遂行体制の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客に提供する価値として高品質・短納期・低価格が挙げられ、少量多品種の試作から量産まで対応する点も書かれているが、顧客ターゲットは明確でない。

  • 事業化までの道筋2

    検査装置の導入でコストを削減した経緯は書かれているが、今後の中長期的なスケジュールや課題の解決方法は記載されていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性20%
  • 新しさ・高付加価値1

    公開されている事例からは読み取れません。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果3

    検査時間の大幅短縮や労務コストの削減が述べられているが、補助金額に対する付加価値増加などの数字による費用対効果は示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    カメラで基板の実装ミスを検出し、管理コンピュータ画面に判定理由や不良箇所を表示する仕組みが書かれており、デジタル技術の活用は読み取れる。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    川越市内の三つの工場で生産を分担し地域で事業を行っていることは書かれているが、地域の特性を活かした付加価値創出や雇用拡大の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成28年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。