ものづくり補助金平成25年度学術研究、専門・技術サービス業北海道

精神疾患の予防および回復を目的とした立体造形物の作製・販売

和光技研株式会社

この事例のポイント

  • 市場が形成されていない新たなビジネスであるため、初めはマーケティング活動に力を入れた。
  • 3Dモデリングソフトを用いて、ペットの動画や写真をもとにデータを入力した。
  • ペットフィギュアの作製により、ペットロスの予防・回復を支える新たな事業を始めた。

事業者のプロフィール

事業者名和光技研株式会社
所在地北海道 札幌市西区
業種技術サービス業
技術分野立体造形
従業員数78人
資本金4,000万円
設立1964年

事業の背景

北海道で半世紀以上にわたり道路、橋梁、ダムなど土木構造物の設計やコンサルティングを行ってきた。CADと3Dプリンターによる立体モデル出力のノウハウを持っていた。ペットロス症候群が増加傾向にあるという背景があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術市場が形成されていない新たなビジネスであるため、初めはマーケティング活動に力を入れた。
  • 販路・情報発信ターゲットをある程度絞ることはできたものの、現時点においてプロモーション不足は否めない。
  • コスト・採算思い切った低価格設定でも採算が合うようにする必要がある。
  • 人手・技能プログラマー、デザイナーなどスタッフの増員・育成が重要な課題である。

やったこと

3Dモデリングソフトを用いて、ペットの動画や写真をもとにデータを入力した。製品は石膏仕上げで、表面に滑らかな陶器調のツヤ加工を施し、水気にも強くした。ヒゲの加工も行い、抜け落ちた本物のヒゲの使用も可能とした。紙やパソコン画面による2次元段階で飼い主と修正箇所をやり取りしてから造形に入り、修正は複数回に及ぶこともある。全工程を社内スタッフが一貫して実施し、最終段階の出力過程で積層が粗くならないよう品質を保った。

新しい製品・サービス:オーダーメイドのペットフィギュア(3Dプリンターによる立体モデル)。ミニチュアペットフィギュアの「パートナーズ」ブランドとして犬や猫の既製品もウェブサイトで販売し、ラインナップは約50種類。

事業の効果

ペットフィギュアの作製により、ペットロスの予防・回復を支える新たな事業を始めた。依頼主から「フィギュアを見て気持ちが落ち着いた」など感謝の言葉が数多く寄せられ、事業目的はひとまず達成したとされる。既製品のシリーズ展開により市場は全国へ広がった。ペット以外の地形や構造物、新築住居購入者や結婚祝いなどの立体造形物の問い合わせも増えている。

今後の展望

今後は低価格設定でも採算が合うようにし、スタッフの増員・育成と、より幅広いジャンルの立体造形物の受注獲得を目指す。

  • 目標:ラインナップは約50種類

事業者の声

弊社では 3 次元設計、いわゆるCAD(キャド)と3Dプリンターによる立体モデルの出力も手がけていましたから、そのノウハウを活用したんです

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。