ものづくり補助金平成25年度製造業北海道

高速ポーションカッターに組み込む高速パターン投影形状計測装置の開発

株式会社ニッコー

この事例のポイント

  • 食肉加工は多くの人の手に頼る部分が多く、手間がかかる。
  • 食材を立体的に測定して大きさ・重量を計測し、正確にカットする専用の高速ポーションカッターを開発した。
  • 高速移動する食肉の形状を瞬時に三次元計測し、ポーションカット機に組み込むことで、正確なカットを行えるようになる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ニッコー
所在地北海道 釧路市
業種業務用機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測
従業員数85人
資本金3,000万円
設立1977年

事業の背景

食肉加工は手作業への依存が大きく、消費者ニーズに応じたカット商品を高い歩留りで生産するのが難しい状況だった。食肉加工業界からは機械化・自動化が求められていた。国内で導入されているポーションカッターのほとんどは欧州製だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力食肉加工は多くの人の手に頼る部分が多く、手間がかかる。
  • 生産能力部分肉から精肉への分割では、消費者ニーズに応じたカット商品を高い歩留りで生産するのが難しい。
  • 人手・技能高い生産性と多くの労働力の確保が、食肉加工業界の大きな課題となっていた。
  • その他食肉加工業界では機械化・自動化が求められていたが、国内で導入されているポーションカッターはほとんどが欧州製だった。

やったこと

食材を立体的に測定して大きさ・重量を計測し、正確にカットする専用の高速ポーションカッターを開発した。その中核として、ベルトコンベアで高速移動する物体の表面形状を三次元計測するシステムを設計・製作した。このシステムは、物体表面に格子状の波線パターンを投影する光源(プロジェクター)と映像カメラで構成し、取得したデータを各種ソフトウェアで判断して特徴量などを分析する階層的ソフトウェアシステムとした。開発当初は目標精度に届かなかったため、計測方法と計測ソフトを改良し、目標以上の精度を目指した。また、工具を使わずに分解できる構造とし、清掃など衛生面にも配慮した。

新しい製品・サービス:高速パターン投影形状計測装置を組み込んだ高速ポーションカッター

事業の効果

高速移動する食肉の形状を瞬時に三次元計測し、ポーションカット機に組み込むことで、正確なカットを行えるようになる。水圧で肉を処理する仕組みにより生産性の向上が大いに期待されている。食肉以外の食材にも応用でき、様々な食材のポーションカッターとして活用できる見込みである。人口減少により、作業の機械化は省力化だけでなく労働力を補う意味合いが強まると見られている。

今後の展望

開発した計測技術は、応用次第で食肉以外の様々な食材のポーションカッターとして活躍できる見込みである。

事業者の声

食肉加工というのは手間がかかるというか、どうしても多くの人の手に頼る部分が多いんですね。また、国産、輸入肉ともに、部分肉から精肉への分割プロセスにおいて、消費者ニーズに応じたカット商品を高い歩留りで生産するのは難しいんですよ

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。