回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
オーエムプランニング株式会社
| 事業者名 | オーエムプランニング株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1985年 |
昭和58年に設計業として個人創業し、昭和60年9月にオーエムプランニング株式会社を設立して、メーカー依頼の商品開発や装置・冶具類の設計・製作を一貫して行ってきた。平成26年4月には車載部品に特化したEMC事業部『EMC浜松』を新設し、車載電子機器用の電磁波測定試験を新事業としてスタートさせた。静岡県は自動車業界と関係の深い車載部品メーカーが多く、今後はハイブリッドやEVの普及、衝突防止や自動運転などの機能搭載により車載電子機器の利用が増大すると予想される。車載電子機器は家電製品より基準が厳しく、それに対応できる試験施設は限られている。
抱えていた課題
やったこと
既存の試験設備では正規規格への対応が難しかったため、高出力増幅器を本事業で導入し、EMC試験において高信頼性の電磁波試験値を抽出できるようにした。導入機器の操作習得訓練を受けた後、既存顧客の協力を得て性能・稼働状況に関する評価試験を実施した。事前には自動車部品メーカーを対象にEMC試験に係る需要動向調査を行い、試験の実施企業と未実施企業の分類、試験の高信頼化の提唱、未実施企業への実施の必要性の提唱を行うとともに、イミュニティ要望を多数抽出した。
| 加工機 | 高出力増幅器 |
|---|
新しい製品・サービス:高信頼性の車載用電磁環境適合試験
本事業により、試験物内部からの電磁ノイズ測定と、外部からの電磁波に対する試験物の誤動作確認を検証でき、高信頼性のEMC試験が可能になった。これにより自動車業界を中心に提供を目指す体制が整った。顧客に提供する価値として、生産技術開発プロセスにおけるリードタイムの短縮と品質保証体制の強化の二点を挙げている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のEMC測定事業を基盤に車載部品特化のEMC事業部を新設した経緯が書かれており、一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
需要動向調査で未実施企業と実施企業を分類し、静岡県の車載部品メーカー集積や近隣に施設がない点を挙げ、強みと外部環境が具体的に示されている。
顧客からの測定要望への対応が急務と課題を明示し、高信頼性の試験システム導入で解決を図る計画が書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていないが、リードタイム短縮や品質保証強化といった効果の方向性はうかがえる。
導入機器の操作習得訓練を受けたことや既存顧客の協力で評価試験を行ったことはわかるが、人材や事務体制の詳細は書かれていない。
自動車業界を顧客ターゲットとし、規格要求の高度化や車載部品の展望(モータ制御、電池監視など)でニーズの裏付けが示されている。
試験の検証結果や提供方針は書かれているが、中長期のスケジュールや課題解決の具体的な進め方は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
車載用の高信頼性EMC試験は高度な測定方法で、家電より厳しい基準に対応できる施設が限られていると書かれている。
次世代自動車や自動運転の普及で車載電子機器の試験需要が増えるとし、産業の広がりは示されるが、雇用や波及効果の数字はない。
公開されている事例からは読み取れません。
高信頼性の試験で生産技術開発の品質保証を支える点はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
次世代型自動車やEVの普及という市場成長分野への進出であることは書かれているが、構造転換への言及は限定的。
静岡県の自動車関連企業の集積を背景にしている点はうかがえるが、地域の雇用や成長への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後の自動車市場では、2次電池を搭載した次世代型自動車の普及や自動運転機能のための電子機器搭載が進み、モータ制御機器、電池の監視・制御装置、LED照明に伴う電子回路、エアバッグ作動スイッチ用の加速度センサなどが車載電子機器部品の測定対象になると見込んでいる。
自動車業界を中心に高信頼性のEMC試験提供を目指す
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
小型容器の増産に対応するため、ワークの小型化に対応した簡易円周溶接装置を導入した。