ものづくり補助金平成25年度製造業北海道

3D/CAD及び3Dプリンター等の活用による小型暖房器具の試作開発

株式会社ナカガワ工業

この事例のポイント

  • 長年技術を売りにしてきたため、見た目よりスペックが優先になりがちで、デザイン性に優れた製品にしたいという課題があった。
  • 3D/CADと3Dプリンターを社内でフル活用し、外部発注せず完全内製でモデル化を行った。
  • 発売前から数多くの問い合わせがあったとされ、市場の関心は高い。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ナカガワ工業
所在地北海道 恵庭市
業種電気機械器具製造業
技術分野情報処理,測定計測,立体造形
従業員数14人
資本金1,000万円
設立1991年

事業の背景

北海道は冬の寒さが厳しく、廊下やトイレなど居室以外の温度差が脳卒中や心筋梗塞の一因とされるヒートショックが問題になっている。株式会社ナカガワ工業は技術を売りにしてきた会社で、小型家電製品や省電型補助ヒーター(窓面・足元の補助暖房)の製造・販売を手がけている。競合は大手メーカーが中心である。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術長年技術を売りにしてきたため、見た目よりスペックが優先になりがちで、デザイン性に優れた製品にしたいという課題があった。
  • 新製品・新技術開発者の製品への思いが強く、お客様視点が欠けて自己満足に陥る傾向があった。
  • 品質・精度試作品では曲線部のしわやヒケ、金型から樹脂を取り出した際のウェルドラインが見られた。

やったこと

3D/CADと3Dプリンターを社内でフル活用し、外部発注せず完全内製でモデル化を行った。社内スタッフのアイデア出しから絞り込み、コンセプト設定、プロトタイプ製作を繰り返して試作品を完成させた。工業デザイナーの高橋尚基氏をアドバイザーに迎え、デザイン性の高い製品づくりに取り組んだ。各種家電の展示会にも積極的に参加し、デザイン性の高い製品について学んだ。試作品の曲線部のしわやヒケ、ウェルドラインを解消し、高級感を出すためシボ加工を表面に施した。精度の高い治工具を内製し、生産性の向上も図った。

新しい製品・サービス:アルミパネルヒーター(小型暖房器具)

事業の効果

発売前から数多くの問い合わせがあったとされ、市場の関心は高い。試作段階で見られたしわやヒケ、ウェルドラインといった不具合は最終形ではほぼ解消された。シボ加工により高級感も加わった。3D/CADや3Dプリンターを内製で活用し、治工具の内製により生産性も向上した。

今後の展望

2016年秋から販売を開始し、今後は多くの商談を目指して各地の展示会へ出展する予定である。ハウスメーカーのショールームでの展開も構想にあり、北海道産の製品として全国展開を図る。

事業者の声

買って良かった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。