回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社原製作所
成果精密金型、大型金型の計測が可能となった。
| 事業者名 | 有限会社原製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 上田市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 情報処理,製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 8人 |
| 資本金 | 400万円 |
| 設立 | 1952年 |
原製作所は1952年に原社長の祖父が始めた菓子製造業がルーツで、その後、電機部品の加工組立やマグネット治工具の製造などで実績を積み上げてきた。2008年に後継者として入社した原社長が新規事業として3Dスキャンを始め、2017年にマグネット事業を分社化して現在は3次元計測事業に特化している。同社は3Dスキャンサービスを専業で行う会社がほとんどない中で、いち早く手がけてきた。
抱えていた課題
やったこと
当社保有の3Dスキャナの測定精度を高めるためにレンズを増設した。増設した高精度レンズは、3Dスキャナ ATOS Ⅲ triple scan に導入した。高精度に設計データを製作するために3DCAD及びワークステーションを導入し、データ製作方法の開発を完了した。
| 検査測定 | 3Dスキャナ ATOS Ⅲ triple scan |
|---|---|
| 検査測定 | 高精度レンズ |
| ソフト | 3DCAD |
| その他 | ワークステーション |
新しい製品・サービス:精密金型・大型金型の計測を可能にする高精度3Dスキャン及び設計データ製作方法
3Dスキャナの高精度化により、精密金型や大型金型の計測が可能となった。作業効率も向上し、計測から設計データ作成までの社内一貫体制が確立できた。また機密保持の管理体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1952年の菓子製造から電機部品加工、2008年の3Dスキャン開始、2017年の事業特化と一貫した流れが書かれているが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
自動車・航空機などの計測依頼が多いことや、大型クレーン付き計測スペースが強みとして書かれるが、市場動向との対比は薄い。
金型の修正・老朽化で設計データと型形状が違う課題が示され、高精度化で解決する方針は読めるが、付加価値額や成長の数値目標はない。
付加価値の創出や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性を裏付ける数値も見当たらない。
社内で計測から設計データ作成までの一貫体制が確立したと書かれるが、人材や事務処理能力の具体的な記載は薄い。
自動車・航空機など産業界からの依頼や、大きなものまで高精度に計測する体制が武器と具体的に書かれ、顧客と選ばれる理由が読める。
開発完了やレンズ増設の記載はあるが、中長期の課題検証やスケジュールは示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
3Dスキャンサービスを専業で行う会社はほとんどないという記述があり、希少性はうかがえるが数値の裏付けはない。
航空機産業参入や金型製作の効率化という目的は書かれるが、経済波及や雇用創出の記載は見当たらない。
補助金額に対する付加価値増加や生産性向上の数値は書かれておらず、費用対効果は判断できない。
3Dスキャンから3DCAD化までをワンストップで対応する点は読めるが、サプライチェーンへの貢献の記述は薄い。
3Dスキャン技術で形状の見える化を進める点はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
上田市の企業であることは書かれるが、地域の特性を活かして雇用や成長を牽引する記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
平成28年度には、航空宇宙産業参入へ向けた大型構造物高精度計測技術の開発に取り組み、広範囲高精度計測装置を導入して販路拡大を目指している。
3Dスキャンはタイムマシンのようなもの
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg