ものづくり補助金平成25年度製造業青森県

新型加工機導入による医療機器部品の複雑形状、高精度、難削材加工の実現

株式会社テクトリー

成果従来機では実現不可能だった5/1000mm以内の交差が確認された

この事例のポイント

  • 難削材での複雑な製品形状や高精度の要求に、既存設備では対応しきれなかった。
  • 高精度でフライス系の加工ができ、切削速度が速く難削材の複雑形状に対応できる最新型の立型マシニングセンターを導入した。
  • 従来機では実現不可能だった5/1000mm以内の交差が確認された。立型マシニングセンターの導入で加工精度が大きく向上し、医療機器用部品で誤差範囲がマイクロ単位・ナノ単位まで狭まった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社テクトリー
所在地青森県 八戸市
業種電気機械器具製造業
従業員数50人
資本金1,000万円
設立1995年

事業の背景

当社はマシニングセンターやNC旋盤、タッピングセンターによる精密加工を主な事業とし、航空機器部品、半導体液晶機器部品、分析機器部品などを多品種少量から中程度の量産で手がけてきた。医療関連産業の市場規模は今後の拡大が予想されており、当社は眼科系医療機器部品の加工受注を始めていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度難削材での複雑な製品形状や高精度の要求に、既存設備では対応しきれなかった。
  • コスト・採算多品種小ロットでのコスト低減の要求に既存設備で応えることが難しかった。

やったこと

高精度でフライス系の加工ができ、切削速度が速く難削材の複雑形状に対応できる最新型の立型マシニングセンターを導入した。設計したCADデータを機械へ送り、材料をセットすれば図面どおりに金属を3Dで削り出せる機械で、作業員は金属の脱着時のみ対応する。導入は機械能力の面から2台となった。近年力を入れているモリブデン合金、タングステン、チタン合金などの難削材加工に、この機械を用いて対応できる体制を整えた。オペレーターがアクセスしやすい接近テーブルや、手動式フクレーンでの脱着をスムーズにする天井部開口スペースも付属している。

  • 加工機立型マシニングセンター2台

事業の効果

  • 従来機では実現不可能だった5/1000mm以内の交差が確認された
  • 従来機と比較した切削試験で約200〜300%の時間短縮が図られた

立型マシニングセンターの導入で加工精度が大きく向上し、医療機器用部品で誤差範囲がマイクロ単位・ナノ単位まで狭まった。従来機との切削試験では加工時間が大幅に短縮され、XY2軸ともに従来機で実現できなかった精度が確認された。加工時間の短縮により多くの加工が可能になり、コスト削減にもつながった。加工時間が予定どおりに仕上がるため、機械稼働の計画が立てやすく生産性を保てるようになった。

今後の展望

加工精度と加工時間の成果を活かして取引先からの要求に応えるとともに、導入設備の能力を生かした営業で新規取引先を開拓し、売上増加を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。