ものづくり補助金平成25年度建設業青森県

内外一体型断熱型枠<DAN工法>の開発

倉橋建設株式会社

成果施工性 1倍→3倍

この事例のポイント

  • 建設業界では熟練工の高齢化と減少が深刻で、東日本大震災以降さらに人手不足が拡大しており、特に当業界で顕著である。
  • 発泡スチロール板を鉄筋コンクリートの型枠工事に用いる断熱型枠(DAN型枠)を開発し、専門職人に頼らず施工できる工法の確立を目指した。
  • 施工性 1倍→3倍。DAN型枠は型枠と鉄筋を同時に施工できるため施工性が高く、一般型枠と比べて施工性が3倍に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名倉橋建設株式会社
所在地青森県 青森市
業種総合工事業
技術分野製造環境,立体造形

事業の背景

建築工事、土木工事などの建設工事全般を手がける地元青森の建設会社で、地元雪国に根差し、北欧・北米など極寒地の先進国の技術を学んで北国の快適な暮らしを目指している。安全性と耐久性に重点を置き、ライフスタイルの多様性と街の景観に対応した建物を企画・提案している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能建設業界では熟練工の高齢化と減少が深刻で、東日本大震災以降さらに人手不足が拡大しており、特に当業界で顕著である。

やったこと

発泡スチロール板を鉄筋コンクリートの型枠工事に用いる断熱型枠(DAN型枠)を開発し、専門職人に頼らず施工できる工法の確立を目指した。主要部材の脱着リブと埋込リブは、H型形状とし、100mm間隔で差し込めるようにした。埋込リブには補強用の切り欠きや穴を設け、コンクリート打設時の側圧(引張力)を埋込リブへ伝達できるようにした。脱着リブはセパレーターとスペーサーを兼ね、横鉄筋を適正な位置に配置できる構造とし、引張り試験で強度を検証した。断熱パネルは内外一体のユニットとして並べやすく積み重ねやすい形状とした。これらを組み込んだ型枠で実験棟の型枠を組み立て、コンクリート打設を行うテスト施工で検証した。

新しい製品・サービス:断熱材を用いたコンクリート建築物用型枠(DAN型枠)および内外一体型断熱型枠DAN工法

事業の効果

  • 施工性 1倍→3倍
  • 一般型枠と比較すると、35%のコストを削減できる。
  • 一般型枠と比較すると、45%以下にまで重量が削減される。

DAN型枠は型枠と鉄筋を同時に施工できるため施工性が高く、一般型枠と比べて施工性が3倍に向上した。型枠と鉄筋の同時施工により、一般型枠と比べてコストを35%削減できる。重量は一般型枠と比べて45%以下まで軽くなり、施工や運搬での優位性が期待できる。リサイクル材の利用と厚さ50mmの発泡スチロール断熱材により省エネルギー対策等級4に適合する。

今後の展望

公営住宅、マンション、復興住宅、老健施設、寮、戸建て住宅など幅広い建築物に活用でき、熟練工を必要とせずビルダーが施工できる。寒冷地から温暖地まで全国の建設業者が対象になり得る。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。