回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ぜんぎょれん八戸食品株式会社
| 事業者名 | ぜんぎょれん八戸食品株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 八戸市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,測定計測 |
弊社は八戸漁港で水揚げされるイカ、サバを冷凍加工・販売しており、生協、JA、量販店などで一般消費者向け・業務用に供給している。食の安全と安心への関心が高まり、消費者は品質に加え安全性を選択基準とするようになっている。水産加工のクレームの多くは異物混入と品質劣化によるもので、弊社の全クレームの35%が異物混入によるものであり、業界では50%に及ぶと言われている。弊社の売上の生協のPB商品は85%程度を占める。
抱えていた課題
やったこと
X線異物検出機とX線異物検出機を導入し、金属探知機と併用していた既存設備では発生する多種多様な異物を完全に除去することが困難と判断し、X線の透過画像から金属以外の異物も高感度に検出する方式を採用した。真空包装機はしめさば・しめさば昆布締め商品の真空包装工程にてピロー包装と連動させ、シール不良自動停止装置や自己診断機能、メンテナンスお知らせ機能を活用した。X線異物検出機はヤリイカ加工時の冷凍・包装・検品工程で石、金属の錆、ウニのとげ、網の破片等の除去に試用し、新型高感度センサによる軟質・低コントラストの検出と、被検査品の形状及び微小異物検出技術を組み合わせた複合アルゴリズムでの微調整機能により高精度な検出を可能にした。
| 検査測定 | X線異物検出機 |
|---|---|
| 加工機 | 真空包装機 |
X線異物検出機により、軟質・低コントラストの異物も高精度に検出できるようになり、異物除去率が向上した。真空包装機により、トラブル箇所や原因・対策の把握が速やかにでき、今後は商品製造時の不良品発生率を抑えられる見込みである。異物除去率と品質が向上した商品は、クレームや商品回収のリスクが軽減され、同業他社との差別化と優位性の保持につながる。生産増加にも結びつき、収益性の向上が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の金属探知機とX線異物検出機の併用という取組の延長線上に今回の導入があると読めるが、中長期の経営戦略との位置付けは明示されていない。
生協PB商品が売上の85%程度を占めると書かれ、生協を中心に既存市場でのシェアアップを目指す方針が示されている。強み・弱みの分析は薄い。
異物によるクレームが全体の35%、業界では50%に及ぶ課題と、真空漏れによる作業停止が1日30~45分という具体的な課題が示され、設備で解決する流れになっている。
付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、生産増加や収益性向上が見込まれるとの定性的な記述にとどまる。
公開されている事例からは読み取れません。
ターゲットは生協やJAなどの具体的な取引先で、異物除去と品質向上による差別化が商品価値として整理されている。
導入設備の機能による課題解決は書かれているが、導入スケジュールや中長期の検証過程についての記述はほとんどない。
公開されている事例からは読み取れません。
イカ加工品の市場規模は示されているが、導入設備の分野が新市場や高付加価値化に当たるかは読み取れない。
食の安全への社会的関心の高まりやアジア市場への展開が書かれ、社会的意義はうかがえるが、国が補助する理由としての波及効果は具体的でない。
補助金額や付加価値増加額は書かれておらず、費用対効果を判断する数字はない。
新型高感度センサや複合アルゴリズムの活用は書かれているが、地域やサプライチェーン全体への貢献は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
八戸漁港の水揚げを原料にした地域の水産加工として位置付けられているが、雇用や地域経済成長への効果は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
引き続き生協を具体的なユーザーとして既存市場でのシェアアップを目指すとともに、冷凍保存が可能で長時間の流通網に対応できることから、アジアを中心とした海外市場への展開も視野に入れている。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
カップ投入機を導入し、手作業で行っていた具材の充填から空になったカップの回収までの一連の工程を自動化した。
効果:作業員数 5名→2名