ものづくり補助金平成25年度製造業青森県

自動化設備導入による高級婦人礼服の縫製加工の短納期化事業

株式会社トップレディ

成果全工程日数(生産数200着) 9日→6日

この事例のポイント

  • 自社の縫製工程は手作業が多く、特にパーツ製作が生産プロセスのボトルネックとなっていた。
  • 小ロット短納期生産体制を確立するため、工場と生産部が連携し自社での各製造工程の改善を図った。
  • 全工程日数(生産数200着) 9日→6日。型紙製作・出力でノッチ(合印)数を増やせるようになり、縫製が高精度となって製品品質が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社トップレディ
所在地青森県 東京都江戸川区
業種繊維工業
技術分野製造環境

事業の背景

取引先ではエンドユーザーと直接接点を持つことで多様化する顧客ニーズを掴むため、今後出店を加速させる方針としている。これに伴い更なる短納期化が求められていた。製造工程を見直したところ、パーツ製作、特に縮絨工程と接着工程がボトルネックになっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 人手・技能自社の縫製工程は手作業が多く、特にパーツ製作が生産プロセスのボトルネックとなっていた。
  • 品質・精度縮絨工程は生地ごとに風合いや縮み方が変わるため、温度・湿度調整に経験を要し、型崩れや寸法誤差が生じやすかった。
  • 納期・工程接着工程は短縮すると芯地の剥離を招きクレームにつながるため、技術的に短縮が困難だった。
  • 納期・工程出店加速に伴いさらなる短納期化が求められていた。

やったこと

小ロット短納期生産体制を確立するため、工場と生産部が連携し自社での各製造工程の改善を図った。型紙出力では型紙出力システムを導入して内製化し、型紙による縫製上の不具合を特定した後、CADシステムでデータを修正・号数展開し、効率的にパターンを配置したデータをインクジェットマーカープロッターから出力する。縮絨では縮絨機を導入して内製化し、生地変更による縮み特性の変化を検証した後、スポンジングマシンの最適なヒーター温度を設定する。検反では目視検反の上、生地30cm×60cmに対し140℃・4秒で検査し縮絨不良を軽減した。接着では連続式接着機を導入して生地と芯地の接着を連続で行い、接着の温度と時間を設定して指定基準を満たすようにした。接着力はゲージで検査し、接着不良を軽減した。縫製は製品品質に係る最重要工程のため手作業で行い高品質を維持した。検品・出荷ではボタン取り付け及び裾のまつり、検針器による確認作業を再確認して効率化を図った。

  • 加工機自動縮絨機連続式定温接着機
  • その他高性能型紙出力システム

事業の効果

  • 全工程日数(生産数200着) 9日→6日

型紙製作・出力でノッチ(合印)数を増やせるようになり、縫製が高精度となって製品品質が向上した。型紙製作・出力および検反・縮絨を内製化したことで外注に係る輸送時間が削減され、各工程の時間を社内で管理できるようになった。さらに検査の強化により不良品の出荷率が抑えられた。生産数200着での全工程日数が9日から6日に短縮され、小ロット短納期生産体制が確立された。

今後の展望

ハイクオリティで基本に忠実なデザインを求める層にターゲットを絞り、各メーカー店舗向け製品の売上拡大を目指す。年間83,000枚を4か所の工場で製造しており、付加価値の高い店舗向けジャケットを生産する青森工場での受注拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。