ものづくり補助金平成25年度情報通信業青森県

高齢者施設向け新統合システムの商品化開発事業

株式会社サンライズ・エー・イー

成果ナースコールボタン筐体の低価格化を実現

この事例のポイント

  • サ高住では競争が激化しており、入居者へのサービス向上と介護職員の負荷低減が求められていた。
  • 中小規模の高齢者施設及びサ高住の新設・リフォーム等をターゲットに、新統合システムの試作品を開発した。
  • ナースコールボタン筐体の低価格化を実現。ナースコール発信時に利用者と介護職員が音声で通話できるようになり、見守りで異常を検出した際はタブレットのナースコール機…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社サンライズ・エー・イー
所在地青森県 八戸市
業種情報サービス業
技術分野情報処理
設立2007年

事業の背景

株式会社サンライズ・エー・イーは、情報通信システムおよびソフトウェア開発を主に行う技術者集団で、2007年7月に設立された。サービス付き高齢者向け住宅は高齢化の進展により新規参入事業者が増え、競争が激化している。参入事業者から入居者サービスの向上と介護職員の負荷低減の要望が多く寄せられていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力サ高住では競争が激化しており、入居者へのサービス向上と介護職員の負荷低減が求められていた。
  • 新製品・新技術ナースコールでの音声通話機能が不足していた。
  • 新製品・新技術見守り機能とナースコール機能との連動が不足していた。
  • 新製品・新技術サ高住における相談機能が不足していた。
  • コスト・採算ナースコールボタンの価格が高かった。
  • コスト・採算中小規模の施設を想定した管理ソフトの価格が高かった。

やったこと

中小規模の高齢者施設及びサ高住の新設・リフォーム等をターゲットに、新統合システムの試作品を開発した。ナースコール発信時に利用者と介護職員間でIPによる音声通話ができる機能を実装し、タブレットおよびスマートフォンで音声品質(エコーキャンセラ等)を確保した。見守り機能を新規に実装し、異常を検出すると利用者のタブレットのナースコール機能が動作して介護職員を呼び出すようにした。タブレットで介護・生活サービス全般の相談・手配や家族からの伝達代行を行える機能を実装し、相談情報を一元管理して全介護職員のタブレットで共有できるようにした。ナースコールボタンを試作し、筐体の低価格化を図った。実地でフィールドテストを行い、全機能の動作確認と安定化を確認した。

  • その他ナースコールボタン
  • ソフトタブレット/ナースコール管理ソフト
  • 検査測定ドアセンサーカメラBLE対応センサ

新しい製品・サービス:ナースコール、バイタル測定、業務管理を一体化した新統合システム

事業の効果

  • ナースコールボタン筐体の低価格化を実現

ナースコール発信時に利用者と介護職員が音声で通話できるようになり、見守りで異常を検出した際はタブレットのナースコール機能が自動で介護職員を呼び出せるようになった。タブレットによる相談・手配機能で相談情報を全職員が共有できるようになった。ナースコールボタンの試作により筐体の低価格化を実現した。今後は統合システムを増加が見込まれるサ高住向けに営業ルートを確立し、全国的に販売していく。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.6 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    2014年に高齢者施設向けシステムを先行試作した経緯が書かれており、過去の取組との連続性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    サ高住の新規参入増と競争激化が書かれ、情報通信・ソフト開発を主業とする点が示されるが、自社の強み・弱みの具体的な分析はない。

  • 課題の認識と解決3

    ナースコール音声通話や見守り連動など課題5項目が列挙され、解決策も示されているが、高付加価値化・成長への効果は数値で示されていない。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制3

    協力体制として金型・成型、ソフト開発、フィールドテストの各社が挙げられ、役割分担は読み取れるが人員や事務体制の記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    中小規模施設やサ高住をターゲットとし、統合システムの販売方針が示されるが、ニーズの裏付けとなる数値や顧客の声は書かれていない。

  • 事業化までの道筋3

    試作、単体試験、統合試験、フィールドテストという工程と今後の販売ルート確立が書かれ、スケジュールの詳細は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    ナースコール・バイタル・管理ソフトを統合したシステムは市場にないと書かれ、新規性はうかがえるが、価格や性能の水準は示されていない。

公的補助の必要性60%
  • 波及効果・雇用3

    高齢化による施設増加と入居者サービス向上、介護職員の負荷低減という社会的課題が述べられているが、経済波及や雇用創出の数値はない。

  • 費用対効果2

    ナースコールボタンの低価格化は述べられているが、補助金額に対する付加価値額や生産性の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献4

    BLEセンサ、IP音声通話、クラウドサーバ、見守り連動など複数の先端技術を統合した構成が図で示され、具体的に読み取れる。

政策面30%
  • 成長分野への進出2

    高齢化に伴い成長が見込まれるサ高住分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

今後の展望

現在の市場では各機能の単体製品はあるが統合されたシステムはないため、開発した統合システムを増加が見込まれるサ高住向けに営業ルートを確立し、全国的に販売していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。