回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
第一建材工業株式会社
成果コラムコア1個の製作時間 4時間→1.5時間
| 事業者名 | 第一建材工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 三戸町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1982年 |
当社は店舗や福祉施設、工場やオフィスビルなどの各種建物の鉄骨の製作を行っている。建築工事に使う鉄骨を工場で製作しており、技術力と実績は高く評価され、鉄骨製作の依頼は増加傾向にある。しかし工場はフル稼働だったため新規受注は断っていた。
抱えていた課題
やったこと
鋼材を溶接によって接合できる溶接ロボット(省スペース型鉄骨コア・仕口兼用溶接システム)を導入し、生産性と作業効率の向上を図り、新規受注を受けられる受注体制を整えた。CADによる設計図面のデータを元に溶接ロボットに入力し、製品の材料である鋼材をセットすると自動で溶接される。30〜40センチ四方のサイズで、500〜600kgまでの重量に対応できる。女性や経験の浅い作業員でも、データを入力すれば熟練者と同じ仕上げを実現できるようになった。
溶接ロボットの導入で長時間の無監視運転が可能になり、夕方にセットして夜間に溶接を完了させられるようになった。作業時間は大幅に短縮され、スラグやスパッタの除去作業も軽減された。作業量と時間の計算が立つため納期を正確に示せるようになり、信頼を得られるようになった。生産能力だけでなく品質も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
新規受注を断っていた課題が語られるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けまでは書かれていない。
鉄骨製作の依頼増加と技術力・実績の高評価に触れ、競争優位の根拠がうかがえるが、具体的な数字や比較はない。
フル稼働による新規受注断りと溶接工不足という課題を示し、溶接ロボットで受注拡大を図る事業計画が読み取れる。
コラムコア製作が約4時間から約1.5時間に短縮されたと具体的な数値で成果が示されており、目標の根拠が読み取れる。
CADオペレーターの女性従業員や溶接JIS資格取得の呼びかけは触れられるが、事業遂行体制の具体的な人員計画は薄い。
納期提示の正確化や品質向上、受注拡大によるPRなど選ばれる理由は読めるが、顧客ターゲットの整理は薄い。
今後の展望として受注拡大と女性の活躍を挙げるのみで、スケジュールや課題解決方法の記述はない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
溶接ロボットは鉄骨製作で一般的な技術とは言い切れないが、普及度や高価格化の根拠は示されていない。
女性の雇用創出や危険な溶接作業の人材確保に触れるが、波及効果の規模までは書かれていない。
作業時間が約4時間から約1.5時間へ短縮され、無監視運転も可能になったと数字で費用対効果がうかがえる。
ロボット溶接による自動化は示されるが、サプライチェーンへの貢献やイノベーションの記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
地域の鉄骨製作会社として女性の雇用拡充を掲げ、地域の事業としての位置付けが読み取れるが具体性は薄い。
溶接ロボットの導入で生産能力が向上し、納期に柔軟に対応でき、高品質な溶接も可能になったことをPRして受注拡大を図る。女性従業員にも溶接のJIS資格取得を目指してもらうよう呼びかけ、CADオペレーターの募集を続けて女性の雇用創出を拡充していく。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった