回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社大平昆布
成果昆布処理能力 60kg/人・日(手作業)→kg/時(ライン)→70kg/人・日(手作業)→kg/時(ライン)
| 事業者名 | 株式会社大平昆布 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 栗原市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 23人 |
| 資本金 | 3,200万円 |
| 設立 | 1948年 |
株式会社大平昆布は宮城県内唯一の昆布専門業者で、海藻の加工品を主力とし、売上の約6割を加工品が占める。同社の加工品は無添加であることが特徴で、高付加価値商品として全国のメーカーから注目されている。日本の昆布漁獲量は約9割が北海道、残りの約1割が三陸であり、同社は地元の三陸産昆布の取扱いを増やしたいと考えている。
抱えていた課題
やったこと
砂粒から金属片まで異物を除去する異物除去ラインを導入した。装置は30cm程度にカットした昆布の折れ曲がった部分に溜まりやすい砂等を除去し、次にドラムで回して石等を除去し、金属探知機で金属類を除去し、最後に目視で異物を取り除く構成である。同社独自の工夫として、昆布にまとわりついた糸くずやビニール片などの軽い素材も除去できる仕組みを加えた。処理能力は1時間あたり70~80kgで、以前の手作業の1日1人あたり60kgから大幅に短縮された。各生産組合に赴き食品安全教育も開始し、四半期に一度の異物混入防止勉強会を開催している。
| その他 | 異物除去ライン |
|---|
異物除去ラインの導入により処理時間が大幅に短縮され、コストが削減された。手作業では見逃していた付着物も除去できるようになり、商品の安全性が一層高まった。ラインは業界初の導入で、異物が理由で使用を控えていた食品メーカーや問屋への販路拡大と、生産者からの継続的な仕入れが期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
昭和23年の創業から行商、卸問屋、一次加工への変遷を経て、売上の約6割を加工品が占めるまでに至った一貫した流れが読み取れる。
宮城県内唯一の昆布専門業者であり、三陸が地元で地の利を活かして関西との取引を優位に進める方針が示されている。
手作業では1日1人60kgがやっとだった課題に対し、処理能力1時間70~80kgの異物除去ラインで解決を図る構成が示されている。
処理時間短縮やコスト削減は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。
従業員数23名や生産者との勉強会は書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の記述は乏しい。
無添加の加工品に対し、食品メーカーや自然派化粧品メーカーが高付加価値商品として選ぶ理由が事例に示されている。
四半期に一度の異物混入防止勉強会やサプライチェーン全体での異物削減方針は示されるが、スケジュールの詳細は少ない。
資本金3,200万円のみ記載されており、資金調達の見込みや財務状況の説明は読み取れない。
三陸産昆布の異物除去を業界初の試みとして導入し、無添加で高付加価値商品を提供する点が示されている。
生産者の事業継続や利益還元、三陸産の価値向上に貢献する点は述べられているが、雇用創出などの波及効果は数字で示されていない。
1時間70~80kgの処理能力と、従来の1日1人60kgとの比較で処理時間の短縮とコスト削減が示されている。
生産者との勉強会を通じてサプライチェーン全体で異物削減を目指す取組は書かれているが、デジタル技術の活用は読み取れない。
食用以外の化粧品分野への可能性が示唆される程度で、成長分野への進出や構造転換との関係は明示されていない。
三陸産昆布の品質を活かした加工で、地元の生産者の利益還元や取引の拡大に結びつける地域的な事業であることが読み取れる。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
信頼を回復し高値で取引できる状況を作り、異物を理由に使用を控えていた食品メーカーや問屋にも販路を拡大するとともに、生産者から継続的に仕入れができる状況をつくって生産者の事業継続や利益還元にも貢献したい。
昆布というと北海道産のイメージが強いのですが、三陸産は漁獲量こそ少ないものの、非常に品質が良い。三陸の真昆布のアミノ酸含有率は、利尻・羅臼産に匹敵、あるいはそれ以上というデータがあるほどです。当社は三陸が地元の問屋ですから、地の利を活かして良質な三陸産昆布の仕入れを増やし、昆布の一大消費地である関西に対して、取引を優位に進めたいという思惑があります
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
本事業で大型タレットパンチプレス機「アマダ社製CNCタレットパンチプレス EMK3612M2」を導入した。
効果:不良率 7%→2%
小ロット・多品種・短納期の要求に応えるため、曲げ加工の対応力を強化する目的で高性能プレスブレーキ(デュアルドライブプレスブレーキ)を導入し…
効果:曲げ加工担当者数 3人→2人