ものづくり補助金平成25年度製造業秋田県

電気自動車用温気式PTCヒータの商品

株式会社リミックス

この事例のポイント

  • 温水式の電気自動車用暖房は、温水を循環させるシステムの重量が数十キロになり、車両重量が重くなる課題があった。
  • 要求仕様に合わせて、キュリー温度160℃のPTC材料を新たに開発した。
  • 新たなPTC材料の開発により、次世代自動車用の温気式PTCヒータを商品化するための技術的な基盤が整えられた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社リミックス
所在地秋田県 にかほ市
業種電子部品・デバイス・電子回路製造業
技術分野材料製造プロセス,接合・実装
従業員数30人
資本金3,000万円
設立2002年

事業の背景

株式会社リミックスは平成14年に電子セラミックを応用した製品の設計から生産・販売を行う会社として創業した。PTCサーミスタ等の応用製品を扱い、浴室乾燥・暖房用などの民生品から、自動車用補助暖房や電気自動車用メイン暖房ヒータなどの車載用製品へと広げてきた。環境対応エコカー向けの需要が高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術温水式の電気自動車用暖房は、温水を循環させるシステムの重量が数十キロになり、車両重量が重くなる課題があった。
  • 新製品・新技術顧客から、安全性に優れた小型・軽量のヒータユニットを望む声が寄せられていた。

やったこと

要求仕様に合わせて、キュリー温度160℃のPTC材料を新たに開発した。開発したPTC素子を用いて電気自動車用温気式PTCヒータを試作し、暖房性能を評価した。目標性能はDC334Vとされていたが、本文は途中で途切れており、達成の結果は確認できない。

新しい製品・サービス:電気自動車用温気式PTCヒータ

事業の効果

新たなPTC材料の開発により、次世代自動車用の温気式PTCヒータを商品化するための技術的な基盤が整えられた。試作品による暖房性能の評価も行われた。温気式は温水式に比べて軽量化や小型化を図るものである。効果の数値は本文が途中で切れており確認できない。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性2

    顧客の声から温気式PTCヒータの商品化をテーマにしたと読めるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは記載が少ない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    温水式の重量課題と安全で小型軽量な製品を求める顧客の声が書かれ、外部環境への言及はあるが自社の強み・弱みの記述は薄い。

  • 課題の認識と解決3

    温水式の課題(システム重量が数十キロ)と直接加熱による軽量化・小型化の方針が書かれ、課題認識と解決策の方向性は読み取れる。

事業の実現可能性44%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    目標性能DC334Vや試作評価に触れているが、付加価値や賃上げの数値目標は読み取れず、実現可能性の根拠は薄い。

  • 事業を進める体制2

    開発と試作評価の記載はあるが、人材や事務処理体制を示す記述はわずかにうかがえる程度にとどまる。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客の安全性や小型・軽量化への要望が顧客ターゲットとして書かれ、選ばれる理由の一端は読み取れるが具体性は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    試作評価から目標性能達成までの流れは示唆されるが、スケジュールや課題解決方法の具体的記述は確認できない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    PTC材料の新規開発とキュリー温度160℃の素子は、高付加価値化を示唆するが、市場の普及度との比較記述は薄い。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用2

    電気自動車向けの暖房システム普及に触れるが、波及効果や雇用創出など国が補助する理由は記載が少ない。

  • 費用対効果2

    軽量化や効率改善は述べられるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    直接加熱方式による効率改善は技術革新と読めるが、サプライチェーン全体への貢献の記載は乏しい。

政策面40%
  • 成長分野への進出3

    次世代自動車分野への進出と電動化の流れに触れており、構造転換への関連はうかがえるが記述は限定的。

  • 地域経済への波及1

    公開されている事例からは読み取れません。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成25年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。