回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
高島産業株式会社
成果生産設備市場の獲得 1倍→3倍
| 事業者名 | 高島産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 茅野市 |
| 業種 | 電子部品・デバイス・電子回路製造業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工 |
| 従業員数 | 230人 |
| 資本金 | 2,400万円 |
| 設立 | 1945年 |
同社は金属精密微細加工を核に半導体デバイス、医療機器、省力化設備の開発・設計を手がけてきた。自社ブランドの卓上多機能精密加工機「マルチプロ」を2005年に販売し、2009年に第3回ものづくり日本大賞優秀賞を受賞して販売拡大を図ってきた。医療機器分野を全売上の4割程度まで伸ばす方針を掲げている。
抱えていた課題
やったこと
高速加工機能と同時加工機能を搭載した高能率の穴あけ加工機と、3個同時のフライス加工機の新機種の試作機を開発した。ものづくり補助金を活用して生産ラインへの導入を前提に本体剛性を高め、防塵性や安全性にも配慮した改良を加えた。完成品は展示会に出品して積極的にアピールしている。
| 加工機 | 高能率穴あけ加工機(新機種試作機) |
|---|---|
| 加工機 | 3個同時フライス加工機(新機種試作機) |
新しい製品・サービス:卓上多機能加工機マルチプロの新機種(高速加工・同時加工機能搭載)
高速加工機能と同時加工機能を備えた新機種の試作機が完成し、マルチプロの販売領域の拡大が期待できる。マルチプロ本体及び各種オプションユニットのコストダウンも実施し、市場に受け入れられやすい装置に仕上げていく。生産体制も現在の3倍程度に拡張する予定である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業1945年から金属精密微細加工を追求し、1998年開発開始、2005年マルチプロ第1号機販売と一貫した流れが具体的に書かれている。
医療機器やステントなど微細高精度加工の強みは書かれるが、市場動向や競合に対する優位性の定量的裏付けは薄い。
高能率加工への対応が課題と明記され、高速・同時加工機能の搭載と生産能力3倍という目標が示されている。
現在の生産設備市場の3倍獲得や生産体制を3倍程度に拡張する予定と目標値が示されているが、付加価値額や賃上げの数値は書かれていない。
20名のチームや4つの技術部門があると書かれるが、補助事業の実施体制や事務処理能力の記述は薄い。
省スペース・省エネ・省資源の卓上多機能加工機マルチプロと、医療機器分野の付加価値を明示し、顧客像も一部読み取れる。
試作機開発と展示会出品、生産ラインへの導入前提は書かれるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
DTFは3軸ベースユニットのヘッド交換で切削・研削など複数加工を行う独自製品で、同分野での高付加価値性がうかがえる。
医療機器や半導体分野への展開は書かれるが、経済波及効果や新規雇用創出への言及は読み取れない。
販売拡大と生産体制3倍は書かれるが、補助金投入額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は示されていない。
ダイヤモンド型の新機種開発や省資源装置は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は薄い。
医療機器分野の進出や省力化設備の開発は書かれるが、日本経済の構造転換への言及は明示されていない。
茅野市の企業として創業と事業展開は書かれるが、地域の雇用や経済成長への牽引は具体的に述べられていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
マルチプロの販売領域拡大と医療機器分野への進出を進め、付加価値の高い医療機器分野を全売上の4割程度まで伸ばしたいとしている。
医療機器でも自社製品でも、従来のものづくりプラスアルファが確実にできる会社を目指したい。挑戦し続けるのは大変なこと。でも、つねにそうありたいと思っています
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
5軸複合加工機を新規導入した。
タレパン工程のカス上がり不良の原因であるカス上がりを検知するため、カメラをセンサとして設置位置を検討し、設備の構造・寸法・形状・動力を調査…
効果:手配確認所要時間を54%削減